アプリックスIPホールディングス株式会社は、BluetoothとWi-Fiを橋渡しする独自技術をクラウドサービスに適用し、複数のスマートロックやセンサーを常時インターネットを経由して操作や確認ができるソリューションの提供を開始したことを発表した。
スマートロックや小型のセンサーは、設置場所に制約がなく、電源ケーブル等の配線工事をしなくて済むように、消費電力が低く、電池駆動が可能なBluetooth方式の通信モジュールを採用しているものが大多数を占めている。しかし、Bluetoothの場合は近くにあるスマートフォン等と直接通信する方式であるため、電池駆動の必要があるスマートロックや小型のセンサーでは、遠隔地のデータセンターで情報を受信したり、遠く離れた管理センターから操作することができなかった。
今回、BluetoothとWi-Fiを橋渡しする独自技術を活用することにより、Bluetoothで送信された情報をWi-Fi経由でインターネットに転送し、リアルタイムでクラウドに蓄積できるようになるだけでなく、クラウドサービスを使って遠隔地からスマートロックや小型のセンサーを操作することが可能となる。
アプリックスが提供するソリューションにより、身の回りのスマート家電の利用状況や身に付けた活動量計から直接クラウドに情報を上げることが容易になるため、利用者に負担の少ない精度の高い介護や見守りサービス等を実現できる。
また、安価なセンサーを大量に設置して効率よく情報を収集できるようになるため、オフィスや店舗等の状態を大量にクラウドに収集して活用するビッグデータビジネスの普及を加速させる。さらに今後、急速に拡大すると見込まれているペットビジネス市場におけるペットの健康管理や見守り等のサービスにも活用が期待されている。
アプリックスでは、BluetoothとWi-Fiを橋渡しする独自技術を搭載したBLE/Wi-Fiゲートウェイとともにクラウドサービスとして、ホテルやアパート等の管理会社や家・オフィス・店舗等にセンサーを設置して遠隔監視等のサービスを供給する会社に提供していく。

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・アプリックスIPホールディングス
・BLE/Wi-Fiゲートウェイ
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