ゼネリックソリューション株式会社は、12月2日、株式会社千葉銀行と、金融ビッグデータ分析の分野で協業することを発表した。
昨今、金融(Finance)と技術(Technology)を合成した造語「フィンテック(FinTech)」が生まれ、金融マーケティングのイノベーションへの期待が高まっている。また世界中の金融機関が、シリコンバレーなど多くの先端企業とのつながりを模索している。このような変化が起きている本質的な理由は、情報テクノロジーによるコスト構造の変化からAI(人工知能)の技術の進展にある。
金融商品は、一般消費財とは異なり、客個人の取り巻く状況によって客が感じる価値が大きく影響を受ける傾向がある。客個人のサービス向上を目的として、賢いお金の使い方をサポートするために、客個人が感じる価値の違いに合わせた、金融商品のレコメンデーションが求められるようになってきた。
こうした付加価値の実現には、地方銀行の地域密着型の地域金融機関としての役割とも表裏一体であり、客個人の地域内の小売業での決済行動のデータベースとのコラボレーションにより、より生活に密着した商品・サービスのレコメンデーションの実現も目指す。
そこで、同社のビッグデータ処理技術と人工知能技術を用いたソフトウェア「GS8」が有する要素技術で、金融マーケティングに特化した業務ロジックを開発する。これによって、金融ビッグデータを分析することにより、フィンテック領域における新たな金融サービスの提供が可能となりる。
GS8とは
GS8とは、顧客個人ごとの需要予測、状況変化の察知(機械学習)が可能となるソフトウェアだ。特に、ビッグデータを低コストで処理する技術基盤と、ビッグデータから意味を見出す人工知能に強みがあるため、利用者の業界や業務に合わせた分析・活用が可能となる。
具体的には、情報検索・推薦、知識獲得・表現、機械学習などを要素技術として、利用者に合わせたPDCAを効果的にサポートし、売上高の向上、コスト削減などの経済効果の向上を実現していく。
GS8 for Retailers.
流通・小売業界に特化して、顧客個人に特化した需要予測と、推薦システムを実現する6つのエンジンを有し、それぞれのエンジンが顧客個人の個々人の購買経験・嗜好・状態・時期を取り扱い、購買シーンに合わせた、データ分析・活用が可能となる。
個人ごとの需要予測、状況変化の察知(機械学習)が可能となるソフトウェアだ。
【関連リンク】
・ゼネリックソリューション
・千葉銀行
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