丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は、IoTサービス向けビーコン「BlueBeaconシリーズ」の新モデルとして3軸加速度センサを搭載したBluetooth Low Energy(以下、BLE)ビーコンデバイス「BlueBeacon Tag」、およびIoTゲートウェイ装置「EasyupLink」ならびに「EasyupEX」を発売する。
また、「BlueBeacon Tag」と「EasyupLink」をセットにした「IoTスタートパッケージ」を販売する。
3軸加速度センサ付きBLE ビーコン「BlueBeacon Tag」は、工場やオフィスでの従業員の状態確認や、高齢者の見守り、建造物の振動を可視化することによる事故防止など、さまざまな用途に利用できる。
「EasyupLink」は、「BlueBeacon Tag」をはじめ各種センサのビーコン信号を受信し、LTE回線で再送信するIoTゲートウェイだ。「BlueBeacon Tag」が発したビーコン信号は、「Easyupシリーズ」(EasyupLinkおよびEasyupEX)を通じてサービスプラットフォームへ送信することが可能。
「EasyupEX」は、各種センサのビーコン信号を受信し、WiFiで再送信することが可能。NFCリーダライターも搭載しているため、ビーコン信号に加え、NFCデータを送受信することもできる。
また、「BlueBeacon Tag」と「EasyupLink」をセットにした、「IoTスタートパッケージ」を期間限定で販売。「IoTスタートパッケージ」では、デモサーバを無償利用できるサービスを提供する。初期設定をする必要がなく、位置情報提供サービスを試験的に利用ができる。
近年、情報発信やロケーション管理だけではなく、個別の消費者以外の行動や位置を把握することの必要性から、人や物につけることができる小型ビーコンと、ビーコン信号を上位サービスに送信する通信ゲートウェイ端末が注目されている。
MSYSは移動型ビーコンを活用した様々な位置管理・行動管理ソリューションに向けて「BlueBeacon Tag」ならびに「EasyupLink」および「EasyupEX」、それらを伴う連携サービスを提案し、3年後に3億円の売上を目指すとした。
BlueBeacon Tagの特徴は以下の通りだ。
- 3軸加速度センサを搭載しCR2032電池駆動
- 人や物に取りつけて屋内外の位置を検知する仕組みに加え、対象物の動作状態を検知可能
- スマートフォンのアプリやGateway端末で信号の受信が可能
EasyupLinkの特徴は以下の通りだ。
- 準天頂衛星(QZSS)※1対応のGPSチップを標準搭載しており、GPSトラッキングに利用可能
- LTE回線を介して遠隔地からソフトウェアの更新や設定変更が可能
- BLE通信の親機として受信データを中継するIoTゲートウェイ機能に加え、子機としてBLE通信の発信側にも拡張可能。スマートフォンへのプッシュ通知など販促利用も可能
EasyupEXの特徴は以下の通りだ。
- FeliCa、Beacon、Wi-Fi、音波通信などの機能を搭載し、さまざまなスマートフォンに対して情報配信が可能
- NFCタグやBluetoothセンサ等の情報をWi-Fiでインターネット上のサーバーに送信するGateway機能を搭載
- 周囲のスマートフォンのWi-Fi情報を検知して、来店回数やリピート回数などの行動分析する機能を搭載
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