ソフトバンク株式会社は、IoT機器向けのLTE規格であるNB-IoTおよびCat. M1(カテゴリーエムワン)のネットワークの構築を2018年4月に完了し、商用サービスを開始した。
今回の商用サービスを開始したNB-IoTおよびCat. M1は、さまざまなIoTデバイスに幅広く対応するため、低消費電力を実現する技術であるeDRX(※1)とPSM(※2)を導入済みだという。
ソフトバンクはNB-IoTおよびCat. M1の商用ネットワーク構築完了に合わせて、新たに専用の「IoT料金プラン」を導入する。
ソフトバンクのIoTプラットフォームと併用することで、契約回線数にかかわらず1回線当たり10KBまで月額10円(税抜き)の低価格で利用できるプランなど、月々のデータ通信量に合わせて選べる4種類のプランを提供する。
ソフトバンクは今後、株式会社村田製作所やオランダのGemalto N.V.、カナダのSierra Wireless Inc.、中国のQuectel Wireless Solutions Co., Ltd.に、NB-IoTやCat. M1に準拠したIoT機器向けの通信モジュールを順次提供する予定だ。
※1 eDRX(extended Discontinuous Reception):間欠的な信号受信により、受信していない間は一部の機能を停止させ、スリープ状態を長くすることによって消費電力を低減する技術
※2 PSM(Power Saving Mode):ネットワークへの接続性を維持しつつ、デバイスが一定時間、電源をオフにしたのと同じ状態に遷移することで消費電力を低減する技術
【関連リンク】
・NB-IoTの商用サービス詳細
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。