ネットワーク機器やセキュリティ対策ソリューションを提供するマクニカネットワークス株式会社は、株式会社Braveridgeに対し、仏国Actility S.A(以下、Actility社)が提供するLoRaWANネットワークサーバの実運用サービス向け環境を提供した。
IoT無線の技術LoRaWANは、サブギガ(日本では920MHz)帯の免許不要な周波数帯を利用しているため、サービス提供者が任意の場所でインフラを構築できる新しい無線通信規格。既に世界中で100以上の国と地域でサービスが提供されている。
従来の無線技術と比較して省電力で広範囲をカバーするため、電源の確保が難しい場所や従来の無線では電波が届きにくい場所でも利用することができる。
Braveridgeは、LoRaなどの無線通信技術に対応したIoTデバイスを開発し、日本国内で生産する企業。Actility社が提供するLoRaWANネットワークサーバを商用サービスに用いることで、IoTデバイスからアプリケーションまでワンストップで提供する。
同社では、LoRaWANネットワークサーバを活用し、福岡県 糸島市、および公益財団法人福岡県産業・科学技術振興財団と連携して、糸島市をフィールドとしたLoRaWANネットワーク実証実験の環境整備を行い、市内産業のIoT活用や公共サービスの増進を図る取り組みを行っている。
今春以降、糸島市全域をカバーするLoRaWANネットワークのインフラを構築し、水位センサを用いた河川の水位監視や循環バスの位置情報の発信など、公共サービスの実証実験を順次開始する。
【関連リンク】
・マクニカネットワークス(Macnica Networks)
・アクティリティー(Actility)
・ブレイブリッジ(Braveridge)
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