従来、IoTやデジタルトランスフォーメーション(以下、DX)を実現するには、技術的な課題や膨大なコスト・時間がかかっていた。そのため、中小企業が大半を占める日本の市場ではその導入率はなかなか伸びず、IoT/DXの本格的な日の出は先延ばしになっていた。
このような中、株式会社CAMI&Co.は、従来のIoT/DX環境構築にかかるコストや時間を削減する、1000種のIoT/DXソリューション「IoT-DX-Kit」を発表した。
「IoT-DX-Kit」は、選べる多数のソリューションキットごとに、「基板」「SIMカード」「センサー」「組み立て」「プログラムの書き込み」「通信」「可視化ツール」がパッケージ化されており、設置して電源を入れるだけで、すぐにブラウザ上でデータが確認できる。
オフィスIoT/DX、街づくりIoT/DX、農業IoT/DX、インフラIoT/DX、医療IoT/DX、位置情報IoT/DX、環境IoT/DX、モビリティIoT/DX、食品IoT/DX、工場IoT/DX、ヘルスケアIoT/DX、見守りIoT/DXなど、細かく分野分けされた1000種のソリューションキットから選べるため、IoTに関する知識がなくても簡単に始めることができる。現在1000種のソリューションキットだが、種類は随時開発中だ。
価格は各ソリューションごとに異なるが、通信量込みで月額1,000円~(※)だ。LPWAデバイスを自社開発することによって、本来であれば数十万~数千万円かかるIoT/DX環境構築の低価格を実現した。
IoT-DX-Kitの基本キットの内容は、以下の通り。
- 基板(自社開発)
- SIMカード(契約、開通もサービスに含まれる)
- センサー(Groveセンサ―を採用)
- 組み立て
- プログラムの書き込み
- 通信(LPWAのLTE-Mを採用)
- 可視化ツール(専用アカウントでパソコン、スマートフォンから閲覧できる)
単独で通信するため、Wi-Fiなどのインターネット環境を新たに構築する必要はない。また、女性の手にも収まるコンパクトサイズで、様々な環境下での運用が可能だ。
CAMI&Co.は、RPAホールディングス株式会社と資本業務提携を行い、第1弾としてグループ会社のRPAテクノロジーが提供するRPAソリューション「BizRobo!」と提携し、LPWA、RPA、AIをキーテクノロジーに国策として推進されているDXを実現していくサービスを共同で提供する。従来、目視などでしか確認できなかったアナログ情報を、IoT-DX-Kitを使ってデジタル化し、BizRobo!と連結させることによって、さらなる業務効率化を実現するとした。
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