一般的に、IoTの世界では、センサで取得した情報が回線を経由して、端末からクラウドにあるサーバに集められ、必要に応じて蓄積・分析し、結果を可視化する。そして、その結果を踏まえて、継続的に改善するプロセスを確立することが、DXの第一歩と言われており、そのためにはIoTサービスのインフラ(各種サーバ等)構築、多種多様なセンサへの対応が必要である。
しかし、センサのプロトコルや接続手順、データフォーマットが異なるため、センサ毎にアプリの対応ロジックを個別開発する必要があり、企業が社内のDX化を目指す際に、時間とお金が掛かると言う課題を抱えている。
そこで今回IoT-EX株式会社は、事前にIoTサービスのインフラを構築し、個々のセンサの対応についても、共通部分と個別対応部分を分離し、アプリ側のカスタマイズを不要にする「事業者向けIoTデータ可視化サービス」の提供を開始した。
「事業者向けIoTデータ可視化サービス」の特徴
様々なデータ可視化サービスとの連携が可能
IoT-EXでは、Pull型とPush型の2種類のWeb APIを提供しているので、データ出力先である各社のデータ可視化サービスと連携できる。また、受け渡しデータフォーマットの個別要望にも対応しているので、出力先側でのカスタマイズが不要になる。
システム構築が不要なので、導入までの時間とコストが最小限で済む
事前にIoTサービスのインフラを構築し、個々のセンサへの対応についても、共通部分と個別対応部分を分離し、アプリでの個別対応を不要にした。そのため、導入までの時間やコストを削減できる。
多種多様なセンサを簡単に接続できる
センサの種類(位置検知センサ、物理センサ、環境・科学センサ)、センサのメーカーの違いや機種、型番の違いによりセンサとの接続方式(プロトコルや手順、データフォーマット)が異なる。そこで、個々のセンサに対応するためのロジックを、共通部分と個別対応部分に分け、接続方式(プロトコルや手順、データフォーマット)については、設定ファイルの作成だけで対応できるようにした。これにより、アプリ側をカスタマイズする必要がなくなる。
IoT端末の電源を入れるだけで利用できる
利用開始に必要な作業は、利用者の手元に届いたIoT端末の電源を入れることだけだ。そのため、各社のデータ可視化サービスにログインするだけで、利用開始後のデータをすぐに閲覧できる。
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