経済産業省が発表するDXレポートでは、コロナ禍によるビジネス環境の変化を契機に、企業が直ちに取り組むべきアクションとして、「業務プロセスのデジタル化」「顧客接点のデジタル化」を掲げている。
これらの領域におけるシステム開発は、迅速に仮説・検証を繰り返し市場の変化を捉えながら、ローコード開発によるアジャイルな体制と基盤の整備が必要とされる。
しかし、現在のローコード開発のマーケットでは、現場部門を対象としたExcelのような簡易的なレベル、あるいは高額でハイレベルなツールの両極となり、さらにはDX業務改革に必要となる「業務プロセスのデジタル化」を担う機能も不足している。
株式会社NTTデータイントラマート(以下、イントラマート)は、クラウドサービス「Accel-Mart Quick」を2021年10月1日にローコード開発プラットフォームとしてリリースする。
DX業務改革をローコード開発でアジャイルに実現する「Accel-Mart Quick」により、チームレベルでの小規模な業務改革から全社レベルでの大規模な業務改革へ、導入成果と企業の成長に合わせ段階的に推進していくことで、DX業務改革をサポートする。
イントラマートのDigital Process Automation Platform「intra-mart」は、「ローコード開発と業務プロセスのデジタル化」を目的としたローコードプラットフォーム(IT基盤)だ。今回発表された「Accel-Mart Quick」は、これらがよりスケールアップしたクラウドサービスとなる。また、利用料は1ユーザ 770円/月となっている。
「Accel-Mart Quick」は、現場主導によるチームレベルの業務改革から始めて、導入成果に合わせながら範囲を拡大し、最終的にはIT部門がマネジメントを行う全社利用レベルの業務改革へと、同じIT基盤上で段階的にDXを行うことができるという。また、利用者の環境に合わせて、クラウドとオンプレミスとのハイブリッド利用も可能だ。
同社ではローコードやあらゆる開発手法を学ぶ研修プログラムやDX支援サービスメニュー「IM-QuickActivate」も展開している。
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