ソニービジネスソリューション株式会社とエアロセンス株式会社は、本年7月17日から、エアロセンスが開発した有線給電ドローン「AEROBO onAir」を活用したフライトサービスの提供を開始する。
同サービスでは、ドローンへの給電を有線で行い、同じケーブル内で映像も伝送することで、約6時間の長時間連続飛行をしながら、4K高画質のダイナミックな空撮映像をほぼ遅延なく伝送することが可能だという。
また、同サービスには、撮影機材の提供に加え、ドローン操縦や、飛行に必要な申請を行うオペレーターの派遣も含まれている。
操縦や申請といった専門知識が必要な部分をすべてオペレーターに任せられるため、ドローン撮影の技術や知見のない顧客でもドローン空撮をビジネスに活用できる。
近年、さまざまな用途で、ドローンを活用した撮影が行われるようになってきた。
しかし、一般的な無線ドローンによる撮影では、連続飛行時間が20分程度と短いことに加えて、映像の伝送時に画質を下げる必要があったり、遅延が生じたりするなど、長時間撮影や高画質が必要とされる用途には向かないという課題があった。
今回提供が開始となるフライトサービスでは、有線給電方式という特殊なドローンを使用することで、従来不可能であった長時間撮影を可能にすると同時に、光ファイバーケーブルを使用した非圧縮かつ高画質なリアルタイム映像伝送によるライブ運用を実現し、これらの課題に対応するものだ。
また、ソニーの業界最先端の4K対応カメラと、エアロセンスの自律飛行技術により、安定した空撮が可能なことに加え、ジンバルによるカメラ制御(パン・チルト・ズーム)など、さまざまな撮影も可能。
これらの特徴から、野外でのライブ中継や、高所の点検作業、災害時に人が入り込めないエリアの状況確認など、さまざまなシーンで活用が期待される。
価格は、スタンダードプランで60万円(税別)/1フライトだ(諸経費は別途)。
【関連リンク】
・ソニービジネスソリューション(Sony Business Solutions)
・エアロセンス(Aerosense)
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