DJI は、「PHANTOM」シリーズに空撮をより身近にする「PHANTOM 4 ADVANCED」を新たに追加したことを発表した。同製品の出荷は2017年4月末から5月上旬を予定。
「Phantom 4 Advanced」は、「Phantom 4」からさらに改良され、1インチ2,000万画素のセンサーとメカニカルシャッターを搭載。また、4K/60fps動画で撮影することができる。さらにパワーアップした映像処理技術により、最大ビットレート100Mbpsで、H.264フォーマットで4K動画を60fps、H.265フォーマットでは30fpsで撮影可能。卓越した光学性能、センサー、そしてプロセッサーにより、映像がハイダイナミックレンジで撮影でき、撮影後の処理も幅広くコントロール可能になった。
「PHANTOM 4 PRO」と同様に、「Phantom 4 Advanced」にはスムーズな自動飛行モードを可能にする、Draw (ドロー)モードや ActiveTrack (アクティブトラック)、TapFly (タップフライ)、ジェスチャーモード、トライポッドモードなどの主要なインテリジェントフライト機能を搭載。また、5つのカメラや前方障害物認識システム、デュアルバンド衛星測位システム (GPSとGLONASS)と超音波センサーシステムから構成されるFlightAutonomy (フライトオートノミー)システムを搭載している。これにより、GPSがない環境でも正確なホバリングが可能になり、複雑な環境下でも飛行することができるという。
また、同じく発表する「PHANTOM 4 ADVANCED +」は、5.5インチ1080pのディスプレイ一体型の送信機が付属している。このディスプレイは、従来のスマートデバイスの2倍の明るさで、屋外環境で使用する際に理想的な空撮ソリューション。さらに、128GB microSDカードを使用することで、「Phantom 4 Advanced」のストレージ容量を増加できる。また、飛行時間は最大30分となった。
「Phantom 4 Advanced」の発表に伴い、「Phantom 4」は2017年4月30日をもって販売終了となる。DJIは、Phantom 4ユーザーへのアフターサービスを引き続き提供するとともに、Phantom 4ユーザーは、DJI GO 4アプリでの飛行体験が可能。
・Phantom 4 Advanced : 179,000 円(税込)
・Phantom 4 Advanced + : 214,000 円(税込)
【関連リンク】
・ディー・ジェイ・アイ(DJI/大疆创新科技)
・Phantom 4 Advanced
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