ハードウェア、ソフトウェア、教育課程、ロボットコンテストの開発・運営を総合して行うSTEM教育のブランドであるMakeblockは日本支社を設立し、正式に日本の市場に参入することを発表した。同時にソフトバンクコマース&サービス株式会社(以下、ソフトバンクC&S)との業務提携と新製品プログラミングできるモジュール式ドローン「Airblock」を日本のユーザー向けに発売することも公表した。
2013年に設立されたMakeblockは深センに本社を置く企業。450人を超える従業員、45%が製品の研究および開発を行っている。MakeblockはSTEM教育に力を入れ、クリエイターの門戸を広げることを目的としたプランを全世界の140を超える国と地域の200万人を越えるユーザーに提供してきた。今回、Makeblockの世界展開の先駆けとして日本支社を設立する運びになったという。日本支社は日本市場の開拓と日本の企業とのビジネス協力を主要な目標として展開していく考えだ。
Makeblockは2016年末からソフトバンクC&Sと業務提携を開始しており、ソフトバンクC&SはmBot教育ロボットキット、mBot Rangerロボットキット、Ultimateロボットキットなど、Makeblockシリーズの代理販売を行ってきた。今回、ソフトバンクC&Sと共にプログラミングできるドローン「Airbock」の発売を発表し、ソフトバンクC&SはMakeblockが開発・販売する「Airblock」の正式な日本における総代理店となった。Airblockは、7月14日から22,000円(税別)で販売される予定。
Airblockの主な機能は以下の通り。
- モジュール化設計により自由な形に組み立ててDIYを楽しむことができ、ドローンの操縦体験、ドローン競技その他多くの用途に活用できる。
- Makeblockアプリを通して操作とビジュアルプログラミングをすることができ、初心者、大人から子どもまで、広い年齢層が楽しむことができる。
- 独自設計のマグネット接続を採用することで、工具を使わず素早く分解と組み立てが行える。
- 柔軟な環境対応プラスチックを被覆式のプロペラに使用し、室内飛行でも家具や内装を傷つけることがない。
- 空を飛ばすドローンだけではなく、簡単にホバークラフトに変形でき、陸上もそして水上も操縦することが可能。
文部科学省は2016年に日本の小学校におけるプログラミング教育を2020年度から必修とする決定をし、2017年度から政府予算の一部が割り当てられることになった。ソフトバンクC&Sはこの動向と将来を見つめ、日本で専門チームを結成しMakeblockと戦略協力することで、日本のより良い教育のために力を尽くす考えだ。
【関連リンク】
・Makeblock
・ソフトバンク コマース&サービス(SBCAS)
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