ドローン・ジャパン株式会社は、次世代農業「ドローン米プロジェクト」によってつくった「ドローン米」を、東京・池袋の料理店「japanese kitchen HITOHANA」で本年9月25日より提供すると発表した。
「ドローン米プロジェクト」は、ドローン・ジャパンが推進している次世代技術を活用した農業活性化プロジェクト。マルチスペクトルカメラを搭載したドローンを飛行させ、生育状況、水、追肥の必要箇所、収穫時期などを精密に解析する。
農家は得られた分析に従って作業を行うことで生産効率が上がり、農薬、化学肥料に頼らずに消費者に安全な方法で作物が提供できる。
今回、提供されるドローン米は、ドローン・ジャパンの助言を受けた全国7地域(※)の農家が、農薬や化学肥料に頼らない有機栽培で生産した高級米で、主に海外の富裕層を対象に生産。国内ではこれまで、パック米として通信販売としてだけ提供されてきた。
HITOHANAは「ドローン米プロジェクト」の志に賛同していることから、国内の飲食店では初めてドローン米を提供することとなった。食材の味を引き出す同店のシェフ、目黒守氏が、各地のドローン米の特徴を引き出すという。
※北海道・旭川、千葉・佐倉、茨城・小美玉、三重・津、岡山・鏡野、新潟・長岡、富山・滑川
【関連リンク】
・ドローン・ジャパン(Drone Japan)
・HITOHANA
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。