NTTPCの取り組“サブスクリプションビジネス支援”

ICTビジネスをサブスクリプションビジネスに転換するNTTPCの「BPaaS」
サブスクリプションによるネットワークビジネスとして、ハードウェアやVPNなどネットワークの通信機器の構築だけを行なっていた企業が回線機器の提供も行なったり、IoTなどのデバイスを製造販売する企業がモバイル回線部分の提供も行なったり、ソフトウェアの企業がその商品にあったネットワークをバックで提供するといった例を挙げた。
そのように今後サブスクリプションを取り入れていきたい企業に向けて、初めての方でも使いやすいサービスダッシュボードというものを提供していると話した。具体的には、クラウドやモバイルAOSタイプといった類のものであるという。そのダッシュボードをプラットフォーム化し、そこにNTTPCのサービスが次々に乗ってくる仕様だと説明した。既にサブスクリプションに取り組んでいる企業にもおすすめだという。
また、売り切り型の商品からサブスクリプションに展開したいという企業向けに、サブスクリプションモデルを分析し、凝縮した「BPaaS」というものも紹介した。
少額の契約を維持管理したり、月額商材のアップグレードを常に行ったり、といったサブスクリプション独特のタスクを一連の業務として伝えるプラットフォームサービスだという。
ビジネスフォンの販売に加えて回線もセットで提供しているA社では、検討着手の段階から請求までのプロセスを取得することができた。既に回線の再販をやっていたB社では、エクセルによる管理が煩雑になっていたところ、本商品によって人的稼働を50%削減でき、且つ2週間でデータ移行が完了したという。さらにC社でも人的稼働が50%削減し、管理ツールとしてエクセルはもう使用していないと事例をいくつか紹介した。
事業者、販売代理、エンドユーザの三者に向けて、一連の事業を支える仕組みの提供と継続的なアップグレードを行うことにより、最新のものを提供するというコンセプトで行なっているという。
そして、カンファレンスに出席されたパートナー企業がエンドユーザとずっと繋がることを目的としていると語った。

展示会場では、NTTPCがすでに提供しているサービスだけでなく、音声認識技術を活用して議事録の作成をサポートする「議事ロック」や「IoT自販機」などサービス開始準備中の参考出典や、ディープラーニング技術を活用して不足分の画像を自動生成する「スーパーリテイク(β版)」など、先端技術を活用したサービスなどが展示されており多くひとが賑わっていた。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTNEWSの運営母体である、株式会社アールジーン、コンサルティング事業部コンサルタント。IoTに関する様々な情報も取材して、皆様にお届けいたします。