いま、様々なデジタル機器とインターネットがつながる、「IOT」が注目を集めている。
しかし、「IOT」はハードからソフトまで幅広い知見が必要となり、総合的に学べる機会は無いのが現状だ。
そこで、3DCADや電子工作などの教育を行っている「メイカーズスクール」(主催:株式会社メイカーズファクトリー)が、「IOTマスター養成講座」を2015年秋からスタートする。
「IOT」に関する様々なスキルをトータルに学ぶことができるプログラムだ。
詳細 : http://goo.gl/7LYcO9
■実際に動く試作品を、素早く作る
「IOTマスター養成講座」のテーマは、IOT製品を作るために必要なスキルや部品や開発環境を知り、その基礎を学ぶことだ。
具体的には、3DCADでのモデリングや、Raspberry Piと身近な電子部品と使って素早く回路を作る方法。そして、「IOT」の要とも言えるスマホアプリ作りもセットで学習する。
実際に使えるデバイスを作りながら講義を受けるため、実践的なスキルを身につけることができる。
「IOTマスター養成講座」で作るデバイスは、近くにいる友達をリアルに探せる「DR Radar(ディーアール・レーダー)」。指定の距離範囲に友達がいれば、レーダー画面に距離と方向と人数が表示される。
「DR Radar」は、Raspberry Piと各種センサーを組み合わせる「IOT」では典型的な構成となっている。
さらに、Bluetoothでスマホアプリとも連動するため、スタンダードなIOTデバイスを作る過程を体験することができる。
加えて、教育用デバイスとして汎用性の高い設計を採用している。そのため、友達を探すだけでなく「DR Radar」で動作するゲームを作れるなど、様々な拡張が可能だ。
「DR Radar」の開発を通し、外装の設計・電子工作・プログラムなどベーシックで幅広いIOTスキルを学び、素早く試作品を作れる「IOTマスター」を目指す。
■IOTマスター養成講座のプログラム
「IOTマスター養成講座」は、6回の講義でIOTに必要な基本スキルを学ぶことを目指す。
電子工作や3DCAD、アプリ開発の各分野で学習するのは以下のような項目だ。
1.電子工作
・電子回路の基本
・Raspberry Piを使用した電子工作
・回路の組み立て
・ハードウェアのプログラムの実装
2.3DCAD
・ハードアウェア設計の基本
・3DCADの使い方
・3D プリント
3.アプリ開発
・アプリ開発の基本
・Raspberry Piからデータを取得
・アプリの UI 構築
・サーバーとの連携
■幅広すぎる分野を包括するため4社が協力
「メイカーズスクール」では、各分野で教育やコンサルティングを行っている企業の力を集結し、「IOTマスター養成講座」を開講した。
・メイカーズファクトリー
3Dプリンターの専門サイト「メイカーズラブ」や「メイカーズスクール」を運営
http://makerslove.com/school.html
・3Dプリンターハウス(スリプリ)
3DCADの教育やコンサルティング
http://3d-printer-house.com/
・浅草橋工房
電子工作をはじめとしたものづくり教育
http://www.craft-studios.com/
・イメージピット
ITソリューション開発やスマホアプリ講座の運営
http://www.image-pit.com/
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