南都銀行は、住宅ローンの受付から審査までをオンラインで完結できる「住宅ローンWEBサービス」の提供を12月12日から開始したと発表した。アイティフォー、日本アイ・ビー・エム(日本IBM)と共同で開発した。
サービスでは顧客がインターネット経由で、スマートフォンやPCからいつでもどこからでも住宅ローンを申し込むことが可能。マイページから常時ステータスを確認できる。
アイティフォーのフロントシステムローンであるWeb受付システム「WELCOME」と、セコムトラストシステムズの電子契約システム「セコムあんしんエコ文書サービス」を連携することで、非対面化を実現した。
また、アイティフォーが、同行にすでに提供してする個人ローン業務支援システム「SCOPE」と、融資実行データを管理する勘定系システムに、「WELCOME」と日本IBMのデジタルサービス・プラットフォームを連携したことで、住宅ローン全ての実行オペレーションを自動化した。
住宅業者専用のポータルサイトも構築しており、サイトからの申し込みも可能。AI-OCRを活用し、入力業務を自動化することで用紙による申し込みも継続する。
南都銀行では、自社のホストシステムと、アイティフォーのフロントシステム、日本IBMのデジタルサービス・プラットフォームをシームレスに連携したことで、受付、審査、実行などで約7割の事務削減とペーパーレス化を実現。これに伴い、顧客が手続きに必要な時間も大幅に短縮できるという。
同行は、経営計画「なんとミッションと10年後に目指すゴール」の中で、対面・非対面のチャネル戦略を掲げ、店舗機能の最適化やデジタルチャネルの拡充に取り組んでいる。
今回、住宅ローンの非対面チャネルの充実と既存システムを生かした業務改善を目的に、アイティフォー、日本IBMと組んでサービスを開始した。従来の紙での申し込みに加え、非対面でのサービスも提供することで利用者や業者へのユーザビリティーとサービスを向上させ顧客獲得につながることを見込んでいる。
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