サンスターが発表した「G·U·M PLAY」は普通のハブラシにアタッチメントを装着し、スマートフォンと連動させ、アプリでニュースを読んだり、ゲームをすることで楽しみながら歯みがきをすることができるデバイスだ。
よい歯の日である4月18日(月)、二子玉川 蔦谷家電にて、新製品 スマートハブラシ「G·U·M PLAY」(税抜5,000円)の店頭発売会が行われたので、体験をしてきた。
サンスターが調査をしたところ、歯みがきはしていても「磨けていない」「磨き残しが多い」人が多く、歯科医院の指導では3分を目安に歯みがきをすべきところ、実際は1分くらいしか磨いていない人が約半数となっている結果から、「正しい歯磨きをしてもらいたい」という思いで開発したという。(開発担当者)
ハブラシにアタッチメントをつけるという発想は、日本の市場において、普通のマニュアルハブラシと電動ハブラシを比べるとマニュアルハブラシが8割を占めており、「多くの人に使ってもらえるように、簡単につけられるものに」というところから着想したそうだ。
「G·U·M PLAY」はコイン電池で1日3回3分間使って約300日持つ。アプリは最大100人まで使用することができるので、家族みんなで使うことができる。
目次
「G·U·M PLAY」MOUTH CHECKを体験
まずは、自分のブラッシングがどれだけ歯科衛生士のブラッシングに近いかチェックをすることができる。IoTNEWS小泉が試してみたところ、総合81点でGOODと評価された。
16エリアに分けられた歯をまんべんなく、正しくみがけているほど高得点になる。時間やブラッシングの幅を見て採点をしており、歯を磨いている間に数値が表示されるので、どの磨き方が正しいかわかる。
家族でデータの共有も可能だということで、親が子どもの歯磨きをチェックすることができる。これまで「ちゃんと磨いた?」「磨いたよ!」というコミュニケーションで終わっていたが、親子で数字を見ながらチェックすることもできるようになる。
G・U・M PLAY 3つのアプリを体験
現在、3つのアプリが公開されており、全てに共通してMOUTH LOGという歯みがきの日記を記録することができる。どれくらい歯みがきをしているか、どこが磨けていてどこが磨けていないかを16分割して可視化し、改善のポイントを伝えてくれるというものだ。
ニュースを読みあげてくれるアプリ MOUTH NEWS
朝の忙しい時間を有効に活用するためのMOUTH NEWSは歯みがき中の3分間に、さまざまなニュースを読み上げるアプリ。加速度センサーで歯みがきのチェックもしてくれているので、力が強すぎたり弱すぎたりするとアラートが表示される。
ゴミの収集日を登録しておけば通知もしてくれるという。
ゲームをしながら歯みがき MOUTH MONSTER
歯を磨くことでMOUTH MONSTERをやっつける子ども向けのゲームアプリだ。
ゲームに熱中しすぎて上手に歯みがきができないと、アラートが出る。ゲームの熱中を防ぐために、プレイ感覚の設定もできるようになっている。
最初の数秒でも動画でご覧いただくとわかりやすい。
歯みがきで音楽を演奏♪ MOUTH BAND
好きな楽曲を選んで歯を磨くと、音楽を演奏できるというアプリ。リズミカルな音楽に合わせて歯みがきを楽しむことができる。
今後は、データをクラウドに蓄積することで歯みがきのビッグデータを活用して、商品企画やサービスの開発をしていくという。
また、体も含めたトータルのケアが重要とし、フィットネストラッカーなどと他社のデータと連携をして新しいソリューションを提案していき、オープンデータやSDKも検討しているということだった(開発担当者)。
「G·U·M PLAY」の詳細については先日の記事をご覧いただきたい。
・サンスター、スマホと連動する“スマートハブラシ”「G·U·M PLAY」発売
【関連リンク】
・G·U·M PLAY
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