電子製品やコネクテッド・ハードウェアを開発・販売する株式会社Cerevoは10月26日に動画や音楽と連動しながら眩い光を放つパフォーマンス用スマート・ヨーヨー「7-Magic」の製品発表を行った。また、「7-Magic」の性能をよりアピールするために、世界大会で2度の優勝経験を持つプロのヨーヨーパフォーマーBLACK氏によってヨーヨーが動画や音楽に合わせて光を放つ見事なヨーヨーショーが行われた。
「7-Magic」の中には、CerevoのIoT技術で開発された親指ぐらいの大きさの「BlueNinja」というモジュールが搭載されている。「BlueNinja」はプロセッサ、通信部、センサー部と充放電回路が一体になっており、後は発光回路とメカ部品を組み合わせ、制御ソフトの開発を行うだけでよかったため「7-Magic」を短期間で作り上げることができた。
「7-Magic」は3つの発光モードが搭載されている。
ワイヤレスリアルタイム発光モード
パフォーマンス中でもBluetoothで接続されたPCから任意のタイミングでヨーヨーを発光させることができるモードとなっており、音楽や映像に合わせたパフォーマンスができない人でも7-Magicを楽しむことができる。
ワイヤレスプリセット発光モード
PC上で流れる音楽と映像に合わせて点灯する色、輝度、タイミングが事前に設定しておくことが可能で、思い通りの動画のシーンでヨーヨーを発光させることができる。
USBプリセット発光モード
無線での映像・音声をスタートさせることに不安があるプロのパフォーマー向けのより安定度が高い有線接続であり、無線環境が不安定な会場であっても有線で確実にスタートを制御することができる・。
「7-Magic」はCerevoとBLACK氏によって共同開発され、将来的に、回転運動時のヨーヨーを光らせることとPC側の音楽と映像の変化が自動的にできるように、Firmware のアップデートで内蔵センサーを使用可能にする予定だ。さらに、スマホでヨーヨーの制御ができるアプリも開発予定としている。
現在、Cerevoが考えているメインの日本市場は97年から98年にハイパーヨーヨーブームを経験した世代で、推定人数は1,000万人ほどだ。さらに日本国内だけではなく、海外市場でも「7-Magic」の販売を進めていく計画をしている。
【関連リンク】
・セレボ(Cerevo)
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