5月15日(月)から6月13日(火)の期間、伊勢丹新宿本店メンズ館1階で、ソフトバンク株式会社が運営する、IoT製品の企画/販売のプラットフォーム+Style監修のもと、最先端の技術を結集した製品や、ライフスタイルを豊かにするガジェット、初披露となる製品などをデジタル・テクノロジー・IT企業・IT専門のメディアが合同で、プレゼンテーション&ストアとして期間限定オープンする。
コンセプトは「男の趣味のガレージ」。男性の子ども心をくすぐるワクワク感が詰まったガレージをイメージした、その名も「ミライデジタルボックス」だ。
Panasonic Game Changer Catapult
パナソニックは、世の中の暮らしを良くする貢献をするために、オーピンイベーション型の新規事業「Game Changer Catapult」を立ち上げている。今回はその中のひとつである、忙しいビジネスパーソンのランチ難民を救うためのIoTソリューションを展示していた。
まず、栄養コンシェルジュのアプリに食事履歴を登録すると、アプリが学習し、個人に合った栄養状態のランチをレコメンドしてくれる。
その中からランチを選び、スマートペイメントで自動決済したあとに表示されるQRコードが、宅配BOXのスマートロックのキーとなる。宅配BOXのリーダーがQRコードをスキャンすると、宅配されてきたランチが入っているBOXが開く仕組みだ。
展示時は、Raspberry Piでセンサーデータを集めクラウドに通信する仕様だ。
オフィスに置くBOXというとオフィスグリコなどがあるが、貯金箱に集金するスタイルだと売上が合わなかったり、在庫状況が行ってみないとわからないため、補充スタッフの稼働ロスが発生してしまうという課題がある。しかしこのBOXではそういったことが起こらないため、そのメリットを生かしBtoB向けに展開することを検討しているという。
リコーの顧客行動分析
このミライデジタルボックス開催中、リコーのカメラを使用し顧客の行動分析を実施する。
具体的には、3DカメラArgos Saviour(アルゴスセーバー)を入り口に2台設置し入店のカウントをする。商品棚の上にはITカメラを設置し、商品への関心度のデータも収集。店内に360℃カメラRICOH THETAを3台設置し、ヒートマップ活用による滞留時間のデータ収集をする。
THETAを使うとカメラに死角がないため、従来型に比べ多くのカメラ設置や回線工事が不要だという。
また、3DカメラArgos Saviourは3D画像解析技術を搭載しているため、一般的な2D画像検知システムで起こる雨、雪、光、影などの環境変化で誤報が発生するという問題を解決できるという。
プラモ感覚で作って飛ばせる組立てドローンキットLIVE CAM DRONE
接着剤やはんだ付けなど難しい作業の必要はなく、プラモデルのように組み立てるだけで使えるドローンキット。10,260円(税込)。組み立てたドローンはWi-Fi接続でスマートフォンやタブレットとの連携が可能。
専用アプリをインストールすればドローンからの映像を一人称視点でのライブビューで楽しんだり、写真や動画で記録することができる。スマホをコントローラーにしてドローンを操縦できる。
ブース担当者によると、組立式にすることで教育用途にも使えるようにしたという。
Lyric speaker
スマートフォンで楽曲を再生するだけで音楽と同期して歌詞が表示されるスピーカー。曲の抑揚に合わせてフォントも変わる。 324,000円(税込)。
Musio X
ロボットのいる生活をテーマにAI搭載で無限に話せる英語学習ロボット。英語学習だけではなく、今日の天気や気分はどう?などの会話もできる。AIが搭載されているためロボットオーナーに最適化された性格に進化していく。ブース担当者によると現在はホームコントローラーの機能はないそうだ。
Musio X単体で105,840円(税込)、Musio X 教材セットが138,240円(税込)、さらにAIを利用するために月額利用料が980円(税別)がかかる。
DMM VR THEATER mini
DMMが運営するホログラフィック常設劇場で使用されている20分の1のサイズのDMM VR THEATER miniも展示されている。
その他、シャープのRoBoHon、FOSSILグループのスマートウォッチ、スマートフットウェアのOrphe、Gear VRなどが展示される。
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