毎年1月、ラスベガスで開かれるCESでは、多くの企業がコンシューマ向けのデバイスやサービスの展示を行っている。
今年のCESでは、Amazon Alexa(Amazon Echoに搭載されている自然言語対話エンジン)を搭載した家電が多く展示されたことで話題にもなっていた。
これまでも、中国や香港、韓国のエリアは大きかったのだが、昨年からフランスがFrench Techと題して様々なフランス発のスタートアップを展示していた。
また、投資会社でもあるHardware Clubが協力している企業がまとまって展示していたりしていた。
そんな中、大阪に本社を置く、株式会社フィラメントは、米国を中心とした展示かいへの出店をサポートするクリエイティブ・ヴィジョンと、広告会社の大広と共に、海外進出にハードルのある企業が、CESに気軽にトライアルできる共同出展ブースを設けることとなったという。
また、出展だけでなく、米国特有の出展手続きから、展示のノウハウ、デモンストレーション、投資家や海外企業とのビジネスマッチング、国内外のプレスへのコミュニケーションなどをサポートするということだ。
フィラメント COO 森澤友和 氏の本取り組みに対する想い
森澤氏:
フィラメントは本年1月のCES 2017にて、CESという世界的にも認知度の高い重要なテクノロジーの展示会において、日本企業の存在感の薄さを目の当たりにし、大きな憂慮をかかえて帰国しました。その後、大阪・東京でのCES 2017報告会や、Webメディアである「Digital Innovation Lab」への寄稿を通じて、この状況に対する危惧を発信して参りました。
(参考:5年後のテック業界に日本の姿はあるか〜CES 2017に見る危機感〜 digital innovation lab前編/後編)
そんな中、この度、株式会社フィラメントは、海外展示会の出展サポートを手がける株式会社Creative Vision、広告代理店である株式会社大広と共に、JapanTECHという旗印を掲げ、日本のハードウェア系の企業が世界に雄飛するためのステージをCES2018にて設けます。この活動を通じ、日本のテック企業の海外進出への後押しを推し進めて参ります。
サービス内容
スタートアップの集まるEureka Parkに隣接する位置でブースが構えられるとのことだ。投資家も多く足を運ぶエリアだけに、出展後の期待もかかる。
〔基本サービスの内容〕
・10ft×20ftのJAPAN TECH共同プレゼンテーションスペースの共有
・デモンストレーションでのバイリンガルMCの通訳サポート
・展示台の活用
・CES参加チケット5枚配布
一般出展のみの付属備品
・32インチモニターでの映像掲出
・商談セット(ハイチェア&ハイカウンター)の活用
※なお、基本パッケージには、輸送・搬入・搬出・マテリアルハンドリングや、個別ブースの装飾・パネル制作等は含まれません。
〔オプション〕
・CESの観衆に適したブースデザイン&コミュニケーションツールの制作
・次回のCES独自出展のための交渉サポート
商談・ミートアップ
〔基本サービスの内容〕
・出展者や協賛企業の懇親会(ミートアップ)
・Sands Expoに隣接するザ・ベネチアンのスイートでの商談スペース利用(ドリンク付き)
・会場内CTA専用ラウンジの利用
PR・コミュニケーション
〔基本サービスの内容〕
・WEBサイトでの企業・出展紹介
・CES運営団体CTAが管理するプレスリストへの共同リリース配信(国内外のプレスを含む)
・JAPAN TECH主催のCES2018キックオフミーティングへの参加
・JAPAN TECH主催のCES2018報告会への参加
〔オプション〕
・プレスプロモート
・プレスツアー
説明会の実施
JAPAN TECHへの参加について、東京・大阪で説明会が実施されるということなので、興味のある企業は申し込みをしてほしい。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。