株式会社ZMPは、実車1/10スケールロボットカー「RoboCar 1/10 2016」を発売した。
これは、自動運転や遠隔操縦、センシングなどの研究開発に向けたロボットカーであり、2009年の発売以来自動車/部品メーカ、大学等研究教育機関で好評のRoboCar(R) 1/10シリーズの最新モデルだ。
オンボード開発対応、ディスク容量の増強、最新WiFi対応などにより、従来製品に比べ開発環境が充実、よりスムーズな研究開発・実験が可能となった。
外界センサとして、単眼カメラ(×1)、赤外線センサ(×8)、レーザレンジセンサ(最大×2、オプション)を搭載、車両周囲のセンシングに利用可能だ。また、加速度・ジャイロセンサ、エンコーダ(車輪×4、モータ×1、ステアリング×1)を搭載、車両の挙動や走行距離の把握が可能。
開発環境として各種センサ情報の取得、速度・操舵角制御、通信などのライブラリを用意、これらのライブラリを用いて顧客が自由にアプリケーションを開発することが可能。
【主な特長】
- 実車の1/10スケールにより室内で実験が可能
- カメラ、赤外線センサ、レーザレンジセンサ(オプション)を搭載
- 開発環境を用いてお客様が独自にアプリを開発することが可能
- 障害物回避などのサンプルプログラムを提供
- 従来製品と比べ開発環境が充実(下記)し、より効率的・スムーズな開発が可能に
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- コンソール、マウス・キーボードを車両本体に直接接続し、GUIでのオンボード開発が可能
- ディスク容量をSSD 64GBに増強。実験時の画像データ等の蓄積が容易に
- 汎用的な開発環境(Linux(Ubuntu)、C++、OpenCV)に対応し開発効率の向上をサポート
- 開発時はAC電源、走行時はバッテリ利用、とシステムを起動したまま電源を切替可能
- 最新WiFi(802.11ac)に対応。実験時の通信環境の制約を低減
【主な仕様】
【価格】
RoboCar 1/10 2016 一般 80万円(税別)/アカデミック 68万円(税別)
RoboCar 1/10 2016前後レーザレンジセンサセット 一般 104万円(税別)/アカデミック 92万円(税別)
同製品は、1 月 13 日(水)~15 日(金)に東京ビッグサイトで開催される「オートモーティブワールド 2016/第 4 回 コネクティッド・カー EXPO」に展示される。(ブース:W13-4)
【関連リンク】
・ZMP
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