ルノー・日産自動車・三菱自動車は本日、3社が車両を販売している200に及ぶ市場のほぼすべてで、コネクテッドサービスの提供を可能とする新しいプラットフォーム「アライアンス インテリジェント クラウド」の立ち上げを発表した。
アライアンスとマイクロソフトの共同開発の成果であるコネクテッドカープログラムは、Microsoft Azure(以下、Azure)によるクラウド、人工知能、IoTの技術を活用して展開される。
Azureは、コネクテッドカーから得られるデータに基づいたサービスの実現に必要となる、安全に車両データを保持、管理、分析するためのプラットフォームを提供する。
アライアンス インテリジェント クラウドを活用する最初の車種は、ルノーの新型「クリオ」と、日本および欧州で販売される「日産リーフ」の一部のモデルとなる。
アライアンス インテリジェント クラウドを活用することで、車両からインターネットへのアクセスがシームレスとなり、インフォテインメントサービスだけでなく、高度な遠隔診断、継続的なソフトウェアの展開、ファームウェアの更新も可能だという。
アライアンス インテリジェント クラウドは拡張性のあるプラットフォームであり、以前から使われているコネクテッドカー用のソリューションと、現在および将来のコネクテッド機能、モビリティサービスを支える業務ソリューションを一つに統合する。
データに基づいたプラットフォームを導入することにより、人工知能や分析シナリオが利用できるようになるほか、新たなイノベーションやビジネス戦略を市場投入するため時間を短縮化することが可能となる。
このコネクテッドプラットフォームに集約される機能には、遠隔サービス、車両状況のモニタリング、コネクテッドナビ、コネクテッドアシスタンス、無線ソフトウェアアップデートなど、顧客に応じた様々なサービスが含まれる。
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