2019年11月15日、Mobility Transformation 実行員会主催、MOBILITY TRANSFORMATION CONFERENCEが虎ノ門ヒルズにて開催された。今回開催されたカンファレンスは定員を超えての申し込みがあり、申し込み期間中に満席で申し込みが中止となったという。開催前から既に、モビリティサービスへの関心度の高さと期待度の高まりを感じることができた。
当カンファレンスのテーマは「移動の進化への挑戦」。20以上のセッションとライドシェア、自動運転といった新たなモビリティサービスに関わる企業やプレイヤーがカンファレンスで登壇した。今回はそのイベントレポート第一弾となる。
最初のセッションでは、株式会社スマートドライブ 代表取締役 北川烈氏より事業範囲の紹介と新たな共創の取り組みとして3つのプレスリリースが発表された。
Smart Driveの新たな挑戦
今回発表された、SmartDriveの新しい3つのリリースは以下の通り。
Yupiteru×SmartDrive
昨今のあおり運転や、事故防止といった観点でドライブレコーダーへのニーズが高まりつつある。そのドライブレコーダーにおけるプラットフォームとして、SmartDriveのデータプラットフォームが採択された。まずは法人むけのサービスとしてデータ連携・活用するために展開していき、後々個人向け、その他の用途へむけて力を入れるとのことだ。
Honda×SmartDrive
2020年春に向けて、HondaのバイクへSmartDriveのデータプラットフォームが採択された。バイクがどこをどのように動き、どのような使われ方をしているか、どうすれば効率よく業務が行えるかという観点で活用されていくとのこと。まず、HondaのEVバイクへ導入されることが予定されており、その後、ガソリンバイクへも展開されるとのこと。
三井不動産×SmartDrive
2019年12月より、柏の葉エリアにおいて三井不動産と最適な移動を実現するための実証実験を開始する。SmartDriveのデータ解析基盤「SmartDrivePlatform」を活用した、エリア内住民の自家用車データを分析していくとのこと。たとえば、どのように住民が移動しているいか、車を所有している住民の車の稼働率であったり、もっとも効率のよい移動手段はないかといったスマートシティにも踏み込んだ取り組みを行っていく。
北川氏は、様々な企業の視点からのビジョンや事例を共有していく機会が重要と考え、今後も様々な業界と垣根を超えたコラボレーションを継続していきたいと締めくくった。
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