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MaaS/CASE > ソフトバンクとWCP、5G-NRの車両間通信を活用したトラック隊列走行の実証実験を新東名高速道路で実施
トラックの隊列走行では、車両間でのリアルタイムの制御情報の共有や、隊列後方の安全確認のために後続車両周辺監視用の大容量動画像を後続車両から先頭車両へリアルタイムに伝送する必要がある。これらの通信には高信頼・低遅延かつ大容量通信が可能な5Gが期待されている。
そこで、ソフトバンク株式会社とWireless City Planning株式会社(以下、WCP)は、5Gの新たな無線方式(以下、5G-NR)の無線伝送技術に基づく車両間通信を活用して、新東名高速道路でトラック隊列走行の実証実験を2月27、28日に実施した。
同実証実験は、新東名高速道路の試験区間(約20km)を時速約80kmで走行する3台のトラック車両間で、5Gの車両間通信(4.5GHz帯使用、無線区間の伝送遅延1ms以下)を活用して位置情報や速度情報、操舵情報などを共有し、先頭車両が有人運転で、後続車両が自動運転で先頭車両を追従する形で行われた。
5G-NRの高信頼・低遅延という特長を生かして、隊列走行するトラック車両間で制御情報を共有し、目標車間距離10mで後続車両の車間距離自動制御および自動操舵制御いわゆる自動運転を行うことに成功した。
なお、同実証実験は、経済産業省および国土交通省の「高度な自動走行システムの社会実装に向けた研究開発・実証事業」の一環として実施され、WCPが請け負った、総務省の令和元年度「高速移動時において無線区間1ms、End-to-Endで10msの低遅延かつ高信頼な通信を可能とする第5世代移動通信システムの技術的条件等に関する調査検討」で実施した。
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