株式会社フレクトと株式会社ウフルは、テレマティクスのコネクテッド・カー分野においてIoTによるクルマのデジタル化を推進するため、協業することを発表した。
同協業では、クルマのデータをSalesforceに連携するクラウドサービス「Cariot」(=“Car(クルマ)”+“IoT”)の製品をフレクトが提供し、導入支援サービスについてはウフルが提供する。同協業を元にIoTプラットフォームをつなげる将来構想を共に検討していく。
近年、テレマティクス市場はIoTの発展と共に、大きく成長している分野であり、その中でもインターネットに接続されているコネクテッド・カーの市場規模は世界でも 2012 年の約 760 万台から 2025 年には10 倍以上の 8,500 万台になるとの予測がある。日本においても 2012 年の 9 万台から 2025 年には約140 倍の 1,275 万台にも拡大すると予測されている。
大きな市場が期待されるコネクテッド・カー市場では新たなサービスの創造が大きく期待されている。しかし、サービスの実現には、クルマに接続するデバイスやインターネットへの接続回線、大量のデータの処理環境および簡単に利用できるアプリケーションサービスまで、一貫したサービス提供体制が求められ、容易ではなかった。「Cariot」を利用することにより、クルマにつながるサービスの構築を考えている顧客は、サービス申込後に簡単な初期設定を行い、対応するOBD-II(※)デバイスを車両に差し込むだけで、クルマとつながるアプリケーションすぐに使い始めることができる。
フレクトとウフルは、今後も「Cariot」のサービスとテレマティクス案件の拡販をしていくと共にウフルのIoTプラットフォームである「enebular」「Milkcocoa」との連携など、両社のプラットフォームの連携においても協業を進め、新たなIoTサービスの実現を目指していくという。
※:OBD-II:On Board Diagnosis second generationの略。自動車の故障診断における国際規格。
【関連リンク】
・フレクト(Flect)
・ウフル(Uhuru)
・Cariot(キャリオット)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。