株式会社デンソー、イーソル株式会社、日本電気通信システム株式会社(以下、NEC通信システム)の3社は、車載用電子システムの基本ソフトウェア(BSW)(*1)および関連ツールの開発を行う合弁会社を設立することに合意した。
自動運転の技術開発が進む中、カメラやセンサー類とそれらを制御するECU(*2)間の情報量が飛躍的に増大し、高速通信やマルチコアマイコン(*3)への対応、サイバーセキュリティへの対応が求められている。
今回、車載用電子システムを開発するデンソーと、車載分野で実績が豊富な組込みソフトウェアの開発を行うイーソル、ネットワークシステムや組込みシステムに関する大規模ソフトウェアを開発するNEC通信システム社の3社で合弁会社を設立し、車載用電子システムの基本ソフトウェアを開発、販売する体制を整える。
ユーザーにとって使いやすい基本ソフトウェアを提供することで、自動車メーカーおよびECU開発メーカーの開発効率および品質の向上に貢献していくという。
1. 社名 | 株式会社 オーバス (AUBASS CO., LTD.) |
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2. 所在地 | 東京都港区港南2-16-2 |
3. 社長 | 泉彰司(いずみしょうじ) |
4. 設立年月 | 2016年5月 |
5. 資本金 | 1億円 |
6. 出資比率 | デンソー 51%、イーソル社 35%、NEC通信システム社 14% |
7. 従業員数 | 約100名(操業開始時) |
8.事業内容 | 車載BSWおよび関連ツールの開発・ライセンス販売 車載BSWおよび関連ツールに関わる保守メンテナンスの提供 車載BSW周辺のエンジニアリングサービスの提供 |
(*1)BSW(Basic SoftWare)とも呼ばれ、ECUを動作させる上で基本的な機能を果たすソフトウェアのこと
(*2)Electronic Control Unitの略で、電子制御ユニットのこと
(*3)1つのパッケージに複数の演算プロセッサ-が搭載されたマイクロコンピュータのこと
【関連リンク】
・デンソー(DENSO)
・イーソル(eSOL)
・NEC通信システム(NCOS)
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