パイオニア株式会社は、「サイバーナビ」と連携し、高度な画像認識技術を用いて先進運転支援を実現する、「マルチドライブアシストユニット(以下、MAユニット)」※1を発売する。
価格は、オープン価格で、発売時期は9月。
同機は、フロントカメラと独自の画像認識技術により前方車両までの到達時間を推定し、車間距離が十分でない時などに音と画面表示で警告、注意喚起する先進運転支援機能を搭載している。走行時の「前方車両接近警告」や停車時の「誤発進警告」に加え、「サイバーナビ」に収録されている急ブレーキが多い「ヒヤリハット地点」データと連動し、停車した右折交差点で前方車両に続いて発進する際に注意喚起を行う。
また、ニーズが高まるドライブレコーダー機能にネットワーク機能を連携させ、ドライブ中や駐車中の車に異常を検知した場合に、静止画や位置情報などを指定された宛先にメールで通知する。
「サイバーナビ」と連携して実現する多彩な先進機能で、ドライブ中から駐車中までカーライフ全般をサポート。
<対応モデル>
同梱モデル:AVIC-CL900-M / CW900-M / CZ900-M / CE900AL-M / CE900VE-M / CE900VO-M / CE900NO-M / CE900ES-M / CE900ST-M
別売モデル:AVIC-CL900 / CW900 / CZ900 / CE900AL / CE900VE / CE900VO / CE900NO / CE900ES / CE900ST
目次
ドライブサポート機能
前方車両接近警告
推定した前方車両までの到達時間に連動して、ターゲットスコープの色とサイズがリアルタイムに変化。前方車両に接近し過ぎると警告音とともに画面上部に「前方注意」と表示される。
誤発進警告
信号待ちなどの停車中に、前方車両よりも先に自車が発進すると、追突を防ぐために警告音とともに画面上に「前方注意」と表示される。
右折時つられ発進検知
「サイバーナビ」に収録されている急ブレーキが多い「ヒヤリハット地点」データと連動し、ルート誘導中に停車した右折交差点で、前方車両に続いて発進するタイミングに効果音で注意喚起を行い、周囲の安全確認を促す。
レーンキープサポート
レーンに片寄った走行が続いた時に、音と画面表示で注意喚起する。一般道、高速道に対応しており、さまざまなシーンでドライバーをサポート※2。
ARスカウタービュー
フロントカメラで撮影した前方映像を解析処理し、ドライブに必要な情報と重ね合わせて「サイバーナビ」のナビ画面上に表示される。
その他のドライブサポート機能
「前方車両発進検知表示」、「赤信号検知表示」、「横断歩道予告検知表示」、「推定車間距離表示」
ライブカーセキュリティ機能※3
セキュリティ録画・撮影
駐車中の衝撃や音、ドアの開きなどを検知した際にMAユニットが自動的に起動し、車室内外※4の動画と静止画を同時に撮影してSDメモリーカード(別売)に保存。停車時間が長時間の場合でも録画、撮影が可能。
セキュリティインフォ※5
セキュリティ録画・撮影に連動して、撮影された静止画、日時、位置情報、検知センサー情報をドライバーやその関係者など指定された宛先にメールで通知。通信圏外などに駐車していてメール通知できなかった場合でも、エンジンを始動した際に、車に異常があったことを「ライブインフォ」で通知される。
シーンに応じたセキュリティ制御機能※6
車の乗降時にセキュリティ機能を一時的に停止する「オートセキュリティストップ機能」や、よく行く場所を停止エリアとして自動制御する「セキュリティ停止エリア設定」に対応。また、別の場所にいる家族が機械式駐車場に停車した際など通知が不要な時に、メールを遠隔操作で一時的に停止する「セキュリティインフォ一時受信停止機能」にも対応している。
ドライブレコーダー機能
高性能ドライブレコーダー
車載用高性能フロントカメラの採用により、広い画角で昼夜を問わず前方車両のナンバープレートまでしっかり撮影できるほか、LED信号機も点滅周期に同期することなく撮影できる。SDXC256 GBまでのSDメモリーカードに対応しており、長距離のドライブもしっかりと記録可能。また、フロアカメラユニット装着時には、「フロントカメラのみ」、「フロントカメラ+フロアカメラ」、「フロアカメラのみ」の3つの撮影方法から選択でき、前方と車室内の同時撮影※4も可能だ。また、フロアカメラユニットは、リアハッチに取り付けることで車両後方の撮影にも使用できる。
イベント録画
車への衝撃を検知した際に、検知前20秒、検知後10秒の動画を保存する。
アクシデントインフォ※5
イベント録画起動時に、独自のアルゴリズムで危険性を判定し、衝撃検知時に撮影した静止画と、日時、位置情報を関係者など指定された宛先にメール送信。
AVソース「マルチレコーダー」対応
停車中などに、MAユニットに保存された「ライブカーセキュリティ」や「ドライブレコーダー」の動画、静止画などの再生が可能。データを確認しながら削除することもできる。
エンタテインメント機能
ドライブフォト撮影
MAユニットのフロントカメラを使用して、走行中に気になる前方の風景などを「サイバーナビ」の画面からワンタッチで撮影し、MAユニット内のSDメモリーカード(別売)に保存できる。
フォトシェアリング※7
「サイバーナビ」のBluetooth機能で、MAユニットに保存されたドライブフォトの最新10枚を簡単に対応端末へ送信できる。対応端末の「アルバム」などに自動保存されるので、停車中などにSNSへ投稿することができる。
※1 AVIC-CL900 / CW900 / CZ900とマルチドライブアシストユニットを接続する場合、ナビ本体のバージョンアップが必要。詳細については準備ができ次第カロッツェリア ホームページで案内される。マルチドライブアシストユニットで各種動画及び静止画撮影機能を使用するには、別売のSDメモリーカード(8 GB以上SDXC256 GBまで)が必要。フロントカメラの取付位置が地上から200cm以上の場合、画像認識機能は使用できない。車室内及び車両後方を撮影するには、別売のフロアカメラユニット 「ND-FLC1」が必要。フロアカメラユニット接続時のライブカーセキュリティ機能は、自動的にフロントカメラ+フロアカメラユニットの合成撮影のみとなる。フロアカメラユニットに内蔵の赤外線LEDは車両後方撮影時には使用できない。
※2 レーンキープサポート機能は、細街路及び低速走行時には動作しない。
※3 ライブカーセキュリティ機能はバッテリー保護のためACC電源OFF時より14日間経過時もしくは、一定の消費電力量を消費した場合に動作を停止する。
※4 AVIC-CL900-M / CW900-M / CZ900-Mとの接続時、AVIC-CL900 / CW900 / CZ900 / CE900AL / CE900VE / CE900VO / CE900NO / CE900ES / CE900 STとマルチドライブアシストユニットとの接続時には別売のフロアカメラユニット「ND-FLC1」が必要。AVIC-CE900AL-M / CE900VE-M / CE900 VO-M / CE900NO-M / CE900ES-M / CE900ST-Mには車種専用メインユニット用として車室内撮影専用のフロアカメラユニットが同梱されている。
※5 アクシデントインフォを使用するには、別売のデータ通信専用通信モジュール「ND-DC2」もしくは、Wi-Fi、Bluetooth(PANプロファイル)接続に対応するスマートフォンなどが必要。スマートフォンでの利用時は、テザリング契約及びテザリング設定が必要。セキュリティインフォは、別売のデータ通信専用通信モジュール「ND-DC2」をMAユニットに接続した場合のみ使用できる。通知先メールアドレスへの画像添付メールの月間の配信可能枚数は「セキュリティインフォ」/「アクシデントインフォ」の合計で100枚。100枚超過後は文字情報のみのメール配信となり翌月まで画像添付を再開することはできない。
※6 オートセキュリティストップ機能を使用するには、MAユニット用専用アプリをインストールした対応端末及び、別売のMAユニット用スマートキーホルダー「CD-SK1」が必要。セキュリティインフォ一時受信停止機能を使用するには、MAユニット用専用アプリをインストールした対応端末が必要。
※7 MAユニット用専用アプリをインストールした対応端末が必要。専用アプリの詳細については、準備が出来次第カロッツェリア ホームページで案内。
【関連リンク】
・パイオニア(PIONEER)
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。