この記事はNVIDIAのブログ記事で発表された内容である。
NASAの同名のプロジェクト同様、BaiduのProject Apolloは、人間の移動の可能性を再定義することが目標だという。しかし、NASAのアポロ計画のように月面に人間を着陸させるのではなく、この取り組みでは、車両自体が運転を学習しなければならない。
Baiduは4月に、自律走行車のハードウェア、ソフトウェア、クラウド データのサービスを含む、自動運転用のオープン ソース プラットフォームであるProject Apolloを発表した。そして、その初期リリースが今週、Baidu初のAI開発者会議であるBaidu Createに届いた。
Project Apolloには、このテクノロジの導入を加速させるため、自動車エコシステム全体からパートナー企業が続々と参加している。Baiduは、Apolloエコシステム パートナーアライアンスのメンバーが50社を超えたと発表した。メンバーには、自動車メーカー、ティア1 サプライヤー、部品メーカー、スタートアップ企業、学術研究機関、政府機関が挙げられる。
その中の1社がNVIDIAであり、NVIDIAが持つテクノロジは、Tesla GPUやDRIVE PXなどサーバーから自動車まで、CUDAやTensorRTなどのソフトウェアとともに活用されるという。
NVIDIAのシニア テクニカル ディレクターであるプラディーク・グプタ (Pradeep Gupta) 氏は、Baidu Createにおいて講演し、Baidu とNVIDIAがどのように協力し、AI自動運転車の開発における課題を解決してきたかを強調した。「Baiduの豊富な経験により、人工知能やディープラーニング、高精細地図において優れた成果がいくつも実現しました。オープンソース プログラムのApolloは、オープンなAuto-Pilot プラットフォームを構築するための優れた方法であり、私たちは、さらにパートナーが加わることを歓迎します」とグプタは語った。
AIは、自律走行への鍵であり、運輸業界を変革している。先月、上海で開催されたCES Asiaの期間中、Baiduは、AIによる自動運転機能を自律走行のデモとともに紹介した。このデモのために、用意された自動運転車は、ディープラーニングを通じてスキルを獲得した。この車両は、人間のインストラクターの運転方法を学習した後、複雑な環境において適切な運転行動を行えることを実証したという。
自動運転車に関する協業に加え、NVIDIAとBaiduは、世界有数の人工知能テクノロジをクラウド コンピューティングとAIによるホームアシスタントにもたらすため、提携することも発表した。
完全な自律走行フレームワークの構築から自動運転車の量産まで、NVIDIAは、パートナーのBaiduとともに自動車業界を変革していく考えだ。
提供:NVIDIA
【関連リンク】
・エヌビディア(NVIDIA)
・NASA
・バイドゥ(Baidu/百度)
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