パイオニアは、2015年6月より提供している業務用車両向けのクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」の対応端末として、通信ドライブレコーダー「TMX-DM02-VA」をラインアップに追加すると発表した(本年12月発売予定)。
ビークルアシストは、カーナビゲーションをはじめとする業務用車載端末を通信回線でサーバーと接続し、車両の動態管理や危険運転の通知・分析など高度な運行管理・支援を行うサービスだ。
新たに追加されるTMX-DM02-VAは、事故や危険運転時に自動で動画を録画・アップロードするので、「ビークルアシスト」サービスの管理者はリアルタイムに車両の状況を把握することが可能。また、地図データや急ブレーキ多発地点である「ヒヤリハット地点」データを収録しており、ヒヤリハット地点に近づくと音声と画面表示でドライバーに警告するという。
主な特長は以下の通りだ。
- 鮮明な動画の通信アップロード機能を搭載
事故や危険運転時に、自動で鮮明な20秒動画を録画してアップロード。管理者は、通信ドライブレコーダーからアップロードされた動画をパソコンで確認することができる。また、緊急時にドライバー、管理者それぞれが手動で動画をアップロードすることも可能だ。 - 急ブレーキ多発地点である「ヒヤリハット地点」をドライバーに警告
地図データや急ブレーキ多発地点である「ヒヤリハット地点」データが収録されており、ヒヤリハット地点に近づくと音声と画面表示でドライバーに警告。連続2時間の電源ON状態を検知した際も音声と画面表示で警告し、危険運転を未然に防止する。 - シンプルな運用で事故リスクを低減
急加減速、急ハンドルなどの危険挙動を検知すると音声と画面表示で警告、日時や車両名などが記載された通知メールが動画とともに管理者に送信される。危険運転警告を出さないよう事前指導を行うとともに、危険挙動通知メールが届いた際に事後指導を行う。 - 「ビークルアシスト」のさまざまな機能を利用可能
日報の自動作成や動態管理のほか、危険運転に対する通知・分析などクラウド型運行管理サービス「ビークルアシスト」のさまざまな機能を利用できる。
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・パイオニア(PIONEER)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。