ソフトバンクロボティクス株式会社は業務用清掃ロボット事業に参入し、その第1弾としてBrain Corp社の自動運転技術を活用した搭乗式スクラバー(床洗浄機)を、2018年夏に日本で発売すると発表した。
今回発売するスクラバーは、SoftBank Vision Fundが投資しているBrain Corp社の自動運転技術(Brain OS)を搭乗式スクラバーに搭載し、自律走行で床洗浄を可能にしたものだ。
Brain OSを搭載したスクラバーは、初期設定として清掃エリアを手動運転することで地図を作成し、清掃ルートを記憶する。記憶した後は、スタートボタンを押すだけで、構築した地図データをもとに、複数のセンサーが周囲をスキャンして人や障害物を避けながら清掃ルートを自律走行するという。
ソフトバンクロボティクスは、2015年より法人向けにPepper for Bizの提供を開始。小売やレストラン、ホテル、病院など幅広い業界で接客ロボットとして活用され、人の業務をサポートしている。
今回、接客ロボットの次の領域として業務用清掃ロボット事業に参入し、Brain Corp.の自動運転技術などを活用しながら清掃業界の課題である慢性的な人手不足の解決に取り組んでいく意向だ。
【関連リンク】
・ソフトバンクロボティクス(SoftBank Robotics)
・Brain Corp
・ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SoftBank Vision Fund)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。