トライポッドワークス株式会社は、2018年1月より業務用車両向けIoTプラットフォーム「BLUE-Connect(ブルーコネクト)」の提供を開始すると発表した。
「BLUE-Connect」は、トラックやバス、タクシーなど業務に使用する車両の管理をサポートするテレマティクスサービスを提供するプラットフォームだ。
同社が本年4月から販売を開始しているタイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)製品「BLUE-Sensor(ブルーセンサー)」によるタイヤ空気圧やタイヤ温度データに加え、スマートフォンに標準搭載されている各種センサーによって得られる「車両の位置情報」、「進行方向」、「高度」、「速度」、「気圧」、「走行距離」(特許申請中)などのデータを統合的に管理できるクラウドサービスが主な特長だ。
また、BLUE-Connectは、Bluetooth対応のセンサー、BC-Gateway(BLUE-Connect Gateway:ブルーコネクトゲートウェイ)、BC-Cloud(BLUE-Connect Cloud:ブルーコネクトクラウド)が含まれる。
この内、BC-Gatewayは「BLUE-Connect Gateway」アプリをインストールしたスマートフォンを活用できるため、新たな機器を導入せずに各種センサーとクラウドとを繋ぐことができ、また、スマートフォン自体のセンサーデータを同期した形でクラウドへ転送することができる。
さらに、クラウド上のデータは複数車両のリアルタイムでの状態監視が可能なダッシュボード画面にて管理され、各事業者の管理担当者の車両整備や安全運行業務の「見える化」が可能になる。
また、今後、対応センサーの種類を増やし、積載物の管理やドライバーの健康管理など、事業者用車両を保有する企業の多様な課題に即したサービスの拡充を予定しているという。
トライポッドは、本日より法人向けの先行申込受付を開始し、来年1月以降よりサービス提供を正式に開始する予定だ。
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・トライポッドワークス(TripodWorks)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。