日産自動車株式会社は、「ニッサン インテリジェント・モビリティ」の取り組みを特徴としたカーシェアリングサービス、「NISSAN e-シェアモビ」(※1)を2018年1月15日から開始すると発表した。また、同サービス開始に伴い、本日12月8日より、「NISSAN e-シェアモビ」の会員募集をスタートする。
日産は、「ニッサン インテリジェント モビリティ」の取り組みのもと、クルマの「電動化」、「知能化」に向けた技術開発を進めている。「NISSAN e-シェアモビ」は、電気自動車ならではのドライビングの楽しさと快適さを提供する電動化技術と、自動運転技術や自動駐車機能などの知能化技術を体感できるカーシェアリングサービスだ。
サービス開始時は、新型「日産リーフ」と「ノート e-Power」が、利用できる対象車種となる。
特長は、「安心」、「気軽」、「快適」。具体的には以下の通りだ。
安心
自動運転技術「プロパイロット」(※2)や、3操作だけで駐車に必要なステアリング、アクセル、ブレーキなどの操作を自動制御する「プロパイロットパーキング」(※2)、上空から見下ろしているような映像でスムースな駐車をサポートする「インテリジェント アラウンドビューモニター」などの機能により、ドライバーの運転をサポートする。
また、万一の事故時に備えて、ドライブレコーダーも全車に搭載されている。
気軽
月額料金は無料(※3)で、時間のみの課金料金システムのため、サービスの利用頻度に関係なく、入会し易い会員制度となっている。利用距離による料金加算もなく、料金を気にすることなくドライブが楽しめる。
また、日産レンタカーでの利用料金が割引になるサービスなど、特典もあるとのことだ。
快適
免許証がそのままIDカードとなるため、利用時の紛らわしさが軽減される。また、車両の清掃が毎日実施され、常に清潔な室内空間で快適に運転できるとともに、ドライブのサポートとして、お勧めルートガイド設定やオペレーターによるナビサポートなども利用可能だ。
また、車両には予めETCカードも搭載されており、ETCカードを持っていない顧客もETCゲートを利用できる(ETC料金は顧客負担)。
なお、同サービスのシステムは、カーシェアリングサービスのプラットフォームとして実績がある日本ユニシスのモビリティーサービスプラットフォーム「smart oasis for Car sharing」を利用するとのことだ。
同サービスは、1月にまず約30のステーション(東京、神奈川、静岡、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、和歌山など)からスタートし、順次、他の都道府県にも拡大していくという。
料金体系(税込)は以下の通り。
- ショートタイム:200円/15分
- パック:6時間3,500円、12時間5,500円、24時間6,500円
- アーリーナイト(18-24時):2,000円
- レイトナイト(24-6時):2,000円
- ダブルナイト(18-6時):2,200円
- ビジネスナイト(17-9時):2,500円
※1 株式会社日産カーレンタルソリューションとの共同事業
※2 「日産リーフ」のみに搭載
※3 2018年7月末まで
【関連リンク】
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。