自動車半導体サプライヤのNXP Semiconductorsと、中国の検索エンジン・プロバイダであるBaidu, Inc.(バイドゥ)は、自動運転での協力を発表した。
合意条件に基づき、NXPはBaiduのオープン自動運転プラットフォーム「Apollo」に参加するとともに、ミリ波レーダー、V2X、セキュリティ、スマート・コネクティビティ、車内ユーザー・エクスペリエンス技術などの半導体製品やソリューションを提供する。
「Apollo」はBaiduが2017年4月に発表したオープン自動運転プラットフォームで、自動運転車の主要な特長や機能をサポートする包括的かつセキュアなソリューションだ。
Baiduは「Apollo」を自動運転業界のAndroidだとしており、今回の提携に至ったという。「Apollo」には現在、70以上のグローバル・パートナーが参加している。
NXPとBaiduの提携において、詳細は以下の通りだ。
- NXPは自動運転、ミリ波レーダー、V2X、セキュリティ、スマート・コネクティビティ、車内ユーザー・エクスペリエンスのための半導体製品やソリューションを提供。
- パートナー企業は、NXPのBlueBox開発プラットフォームを活用できる。
- NXPとBaiduはディープ・ラーニング(深層学習)ネットワーク向けのセンサ・データの統合と高性能プロセッサに関して協力する。
- Baiduの車内音声会話システムである「Apollo」向けDuerOSは、開発期間短縮と性能向上を実現するNXPのインフォテインメント・ソリューションを統合する。
【関連リンク】
・NXPセミコンダクターズ(NXP Semiconductors)
・バイドゥ(Baidu/百度)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。