株式会社ZMPは、自動運転を用いたサービス開発向けに、運転席にドライバーがいない状態での公道実証実験を支援するパッケージの販売を開始した。
同パッケージには、自動運転技術開発向け実験車両RoboCar MiniVan、自動運転用コンピュータIZAC、走行エリアの高精度マップ、映像監視システムと遠隔運転席設備、実証実験の計画・シナリオ立案支援、ソフトウェアカスタマイズなどの作業、行政・警察等への申請などの支援、および、実証実験オペレーションのサポートなどが含まれる。
自動運転に関するハード・ソフトのみならず、計画立案から行政・警察への届け出の支援、オペレーションの支援まで含まれており、サービス実証実験に向けた準備期間の短縮が可能となるだろう。
高齢化・過疎化問題に取り組まれている自治体、大学、企業などにおけるモビリティサービス開発ソリューションとして、また、ADAS・自動運転技術開発における公道での実験・評価などで活用することができる。
同社は、自動車/部品メーカ、大学等に自動運転技術開発向け実験車両RoboCarシリーズを販売するとともに、2014年からは公道での自動運転実証実験を実施してきた。
昨年12月には遠隔型自動運転システムによる公道実証実験を東京都内で実施、今回はこの成果をもとに、運転席にドライバーがいない状態での公道実証実験を含めた実証実験支援パッケージの販売を開始する。
【関連リンク】
・「RoboCar MiniVan公道実験支援パッケージ」詳細
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。