オンキヨー株式会社では、同社が開発したAIである「Onkyo AI」を搭載した、クルマで使えるスマートスピーカー「AIスマートオートモーティブ」を2019年より販売開始すると発表した。
同社は、昨年夏より、トヨタ自動車と米フォード・モーターが中心となって立ち上げ、自動車メーカー、車載機器メーカー、ソフトウェア・アプリケーション開発企業などが加盟している非営利団体スマートデバイスリンク(SDL)コンソーシアムに加盟している。
スマートデバイスリンクは、スマートフォンとクルマがつながるためのオープンソースプラットフォームであり、同社は、トヨタ自動車はじめ各社と協力して、スマートスピーカーをSDLに対応させるための検討を進めている。
主な特長
1.いつでもどこでも使えるAIスピーカー
SIM、バッテリーを搭載、車だけでなく屋外やアウトドアでも使える。
2.厳しい環境下でも性能を発揮
- ノイズが多い車内でも高い音声認識率と、聞き取りやすいAIアシスタント音声を実現
- 集音技術の活用により、アウトドアや家庭内で離れた場所からでも、AIアシスタントを使うことができる
- 小型ながらもサイズ感以上の音量感を実現しており、AIアシスタントとしてだけでなく、音楽再生器としても楽しめる
3.独自のAI「Onkyo AI」
開発中のSound Hound社の対話型音声対応知能「HOUNDIFY」を活用した独自AIを搭載。
Onkyo AI
Onkyo AIは、様々なAI技術によって構成されたオンキヨー独自のAI。通常のスマートスピーカーでも行われる質問の応答や音楽再生の他、次の特長を備えている。
- カスタマイズ可能
- 時間・位置・ユーザー特性を組み合わせ、さまざまなサービスを提案、提供することが可能
- AIエンジンにはSoundHound社の 対話型音声対応知能「HOUNDIFY」を活用。音声による、複数キーワードでの絞り込み検索が可能
- ユーザーが好みのアシスタントの音声に設定可能な「Onkyo Voice」を搭載
なお、「Onkyo AI」は、今後も機能を追加する予定だという。
※「Onkyo Voice」:
東芝デジタルソリューションズ株式会社が提供するコミュニケーションAI「RECAIUS(リカイアス)」の音声合成技術とオンキヨーの音声入出力に関する技術を組み合わせて開発された音声アプリケーション。
【関連リンク】
・オンキョー(ONKYO)
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