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ボッシュ、駐車場をIoT化。ドイツでパイロットプロジェクト開始

「パーク&ライド用の駐車/駐輪場に空きスペースがあるかどうか知ることができれば、鉄道への乗り換えが便利になる」という考えに基づき、ドイツのシュトゥットガルト地域連合(Verband Region Stuttgart)はロバート・ボッシュGmbHと協力し、アクティブな駐車場管理を行うパイロットプロジェクトを開始する。

このプロジェクトは、Sバーン(近郊電車)の路線S2(ショルンドルフ)およびS3(バックナング)沿いにある15のパーク&ライド施設で実施される。これらの施設に設置されるボッシュのセンサーが1分ごとに空いている駐車スペースを特定し、その情報がリアルタイムで決められた通りに送信される。

この情報はさらにシュトゥットガルト運輸運賃協会(VVS)のアプリとウェブサイトで確認できるようになる予定。

シュトゥットガルト地域の北東部にある11の市町村がこのパイロットプロジェクトへの参加にすでに合意しており、こうした地方自治体が大部分を所有・運営しているパーク&ライド施設用のインターネット回線と電気回線をこれから整えていく予定だ。

シュトゥットガルト地域連合は、シュトゥットガルトをサステナビリティのモデル都市にすることを目指す州規模のプログラムから受ける資金をもとに、このプロジェクトを支援している。

 

シュトゥットガルト地域連合のリージョナル・ディレクターを務める二コラ・シェリング(Nicola Schelling)氏は、この試みにより、自動車と公共交通機関の乗り換えがよりいっそう便利になると考えている。

都市部の駐車場の場合、ゲートが開く回数をカウントし、そこから利用可能な駐車スペースを算出するのが一般的な方法だった。

このパイロットプロジェクトに参加する施設には、ゲートが一切なく、出入口が2カ所以上あるところもある。

 

このパイロットプロジェクトは、ボッシュのセンサーが設置される2016年初めにスタートし、2018年6月まで継続することになっている。

同プロジェクトでは、空き駐車・駐輪スペースに関するリアルタイム情報を提供することによって実際にバスや電車を利用するドライバーの数が増えるかを調べるため、駐車場の稼働率も調査・分析される予定。

シュトゥットガルト地域には、50~700台を収容できるパーク&ライド施設が100カ所以上ある。パイロットプロジェクトの対象となる施設のうち最も小規模な施設(ショルンドルフ)には49の駐車スペースがあり、最も広い施設(ヴァイブリンゲン)には520以上ある。

 

ボッシュ、駐車場をIoT化。ドイツでパイロットプロジェクト開始

 

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