SAPジャパン株式会社は、企業のパフォーマンスの最大化、生産の品質と効率の向上、労働者の安全確保を支援する新しいソリューション「SAP Digital Manufacturing Cloud」を本日より提供開始する。
製造業者はこのソリューションにより、インダストリアル・インターネット・オブ・シングス(IIoT)、予測分析、そしてサプライネットワークにおけるSAPの専門知識を活用して、クラウドでインダストリー4.0技術を展開できる。
同ソリューションは、SAPのオンプレミスソリューションのデジタル製造ポートフォリオを拡張かつ補完するもので、組立製造産業およびプロセス産業のさまざまな規模の製造業者がそれぞれの組織で活用できるように、各種バンドル製品として提供される。
顧客は、製造クラウドポートフォリオのすべてのソリューションが提供されるSAP Digital Manufacturing Cloud solution for executionソリューション、またはパフォーマンス管理と品質予測を中心としたSAP Digital Manufacturing Cloud solution for insightsソリューションを選ぶことができる。
SAP Digital Manufacturing Cloudには以下が含まれている。
- SAP Digital Manufacturing Cloud for execution:
インダストリー4.0対応の製造現場向けソリューションで、「ロットサイズ1」の生産やペーパーレス生産を実現。業務システムと製造現場を統合し、個別または全部の設備について、部品および資材レベルでの包括的な可視性を提供する。 - SAP Digital Manufacturing Cloud for insights:
一元化されたデータ主導のパフォーマンス管理によって主要ステークホルダーは、高い製造パフォーマンスとオペレーションを達成できる。 - Predictive quality:
プロセス全体で仕様に準拠し、品質管理を効率化するために役立つインサイトが得られる。また、予測アルゴリズムを適用することで、不具合や不備、ばらつきなどによる損失を削減し、推奨された是正措置を実行することも可能。 - Manufacturing network:
SAP Aribaソリューションに統合されたクラウドベースのコラボレーティブプラットフォーム。3Dおよびコンピューター数値制御(CNC)プリンティングサービス会社、資材プロバイダー、OEM、技術認定機関などの製造サービスプロバイダーとつながることが可能。
SAPはまた、危険および費用の削減と従業員の保護を目的としたソリューション、SAP Connected Worker Safetyを発表。企業がウェアラブルやその他のセンサーを搭載した装置からの情報を使用して、危険な状況やインシデントにすばやく対応すると同時に、労働者の疲労などの危険要因をプロアクティブに管理できるよう支援する。
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