日本は少子高齢化が進み、2015年に7,728万人(※1)だった就労人口は、2040年には5,978万人(※2)、2065年には4,529万人(※3)と減少を続けることが見込まれている。特に、製造業では人手不足やノウハウ・技術の伝承などの課題が顕著になり、単純作業や繰り返し作業の自動化、作業品質の均一化などに向けて協働ロボット(※4)を導入したり、生産性向上に向けてIoTを活用した稼働監視システムや予知保全システムなどを導入することが検討されている。
このような中、株式会社FAプロダクツは、株式会社日立システムズと、工場のスマート化の分野で協業した。
同協業に基づき、FAプロダクツのスマートファクトリー分野でのコンサルティング力・設計力と、日立システムズが有する多様なITサービスの実績・ノウハウやサービスインフラ、さらに人と同じ空間で作業をする双腕ロボット「duAro」を販売する川崎重工業株式会社と連携し、ロボット事業における知見・ノウハウを組み合わせ、現場業務のロボット化の企画から、設計・構築、保守・運用までをワンストップで対応する協働ロボットの導入サービスを提供していく。
なお、日立システムズは、製造業向けのサービスのほかに、飲食業や物流業などの現場業務を改善するサービスの提供にも取り組んでいく予定だ。
※1,2,3 国立社会保障・人口問題研究所 「日本の将来推計人口(平成29年推計)」
※4 協働ロボット:各種センサーを内蔵し、安全機能(人と接触したら停止する等)を組み込むことで速度・力制限、衝突防止・回避などを行い、人との協調作業に対応した次世代ロボット。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。