ブレインズテクノロジー株式会社は、業務特化型機械学習ソリューション「Impulse」を提供している。「Impulse」は様々なデータを収集・構造化して、異常検知や要因分析など、業務に特化した6つの分析モジュール(一部ベータ版)を活用することで、リアルタイム分析処理を提供している。分析モジュールは、顧客の用途に合わせて、1つでも複数でも利用可能だ。
今回、「Impulse」の主要機能である「要因分析モジュール」に、より直感的にモデルを理解する新機能を追加し、本日から提供を開始した。
「要因分析モジュール」では、検査工程や生産工程、またはインフラ設備運用で得られたデータに、検査結果を加えたCSVデータを入力し分析することで、不良や障害に寄与していそうな因子をランキング形式で結果を得ることができる。
同モジュールでの異常検知モデルの学習後に、不良や障害の「主要因の発見」や「種別の自動分類」、「発生メカニズムの可視化」など、学習モデルの解釈を支援することで、対策の意思決定を強力にサポートすることを目的とした、機能追加を行った。追加された機能は以下の通り。
- 異常サンプルの類似度の可視化機能(トップ画像参照)
実際に同種と思しき不良の中にも幾つかの異なる発生パターンが含まれている可能性があるが、同機能により、不良発生パターンの候補をクラスターマップとして可視化することができ、発生原因別に対策を講じることが可能である。 - 高次元データの特徴量の可視化機能
- 不良要因分析機能
- 良品・不良品ルールの書き出し機能
良品を得るための制御パラメータの範囲などをIF-THEN-ELSEの形式出力することができ、改善業務に活かすことができる。
- データ可視化機能
同機能は、2019年1月にベータ版として提供している「Impulse Cloud」で、機能限定で無償体験ができる。「Impulse Cloud」は「Impulse」の試しサービスとして引き続き、機能限定、無償サービスとして提供し、今後「Impulse 要因分析モジュール」だけでなく、様々なモジュールを体験できるように順次リリースするとした。
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