製造条件のばらつきを打ち消し、製造品質を安定化させるには熟練技能者の「勘」に頼るところが多かった。
今回、三菱総研DCSが販売するAIサービスは、これらの暗黙知を誰でも使えるようにすることで、属人性を解消し、生産計画の自由度を向上、働き方改革を行うものだ。
このソリューションは、「製造条件(製造時の制御因子)と製品スペック」の関係や、「製造条件のばらつきとそれを打ち消す微調整量」の関係を学習するAIを作成できるサービスとなる。
AIに詳しくない利用者でも、自身で必要なAIを作ることができ、クラウド型サービスなのでウェブブラウザがあれば利用開始できる。
目標特性値に対する製造条件の寄与率を可視化、グラフで表示するので、品質に強く関係する条件を把握することができる。
また、ロバスト性も可視化するため、ブレに強い製造条件を選択することができるようになる。
すでに中島合金(鋳造)、上島熱処理(金属熱処理)で、実証事件を行っていて、その一部が公開されている。
テスト販売は10社限定で、応募期間は12/12〜来年2/28まで。価格は月額15万円で契約期間は1年ということだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。