ラピステクノロジー、電池レス静電容量センサ内蔵RFID通信LSIを開発

工場や物流倉庫、インフラなどで、業務効率を上げるため、Wi-Fi/Bluetoothなどの無線通信と、状態監視用にセンサを採用した設備管理や状態監視のIoT機器導入が進んでいる。

しかし、これらのデバイスでは電源の確保やメンテナンスの工数が大きな課題となっていたが、電池不要での動作を特徴とする通信である国際標準規格「ISO/IEC 18000-63」「EPC Gen2」への仕様統一により利便性が高まったRFID通信が採用されるようになった。

しかし、状態監視用のセンサには依然として電池が必要であった。

そこで、ロームグループのラピステクノロジーは、UHF帯RFIDの無線通信と静電容量によるさまざまな物理状態の検出を電池不要で行うことに成功、IoT機器のメンテナンスフリー化にも貢献する新製品を開発した。

工場や各種インフラにおける、漏水検知、ネジの歪み検知、腐食劣化検知、歪み検知、物流倉庫における空棚管理、パレットの積載管理、輸送物の荷付け・固縛管理など、静電容量センサによる物体情報検出結果をRFID通信で飛ばすことができる。

RFID通信LSI MR793200の特徴

電池レス、静電容量センサとRFIDの無線通信を搭載

3m程度のRFID通信だけでなく、内蔵する静電容量センサも電池レスで動作。重量変化や構造劣化などの状態監視を行うIoT機器のメンテナンスフリー化にも貢献。

高い静電容量値と高検出制度を要求する用途に対応

電池レスだが、最大100pFの静電容量まで対応でき、±5%の精度で測定可能。例えば、物流雨パレットでの細かな重量検出や、数10cmのケーブルの歪み検出などでも利用できる。

業界標準規格準拠のリーダ・ライタに対応

「ISO/IEC 18000-63」「EPC Gen2」に準拠するリーダ・ライタに対応している。

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