PTCジャパン、オリンパスがスマートファクトリー実現でIoTソリューションを国内工場に導入

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PTCジャパン(PTC)は2月14日、オリンパスが、同社のIoTアプリケーション開発プラットフォーム「ThingWorx」、製造現場の課題分析と生産性向上を図る「ThingWorx Digital Performance Management(DPM)」、顧客の事業達成を支援する「カスタマーサクセスマネジメント(CSM)」サービス」などを活用した導入実証を、日の出工場(東京都)、長野工場(長野県)などの国内工場で展開すると発表した。

「ThingWorx」は、設備や機器データの収集を始め、それらのデータの整理やモデル化を行うアプリケーション開発を容易に高速で行えるIoTアプリケーション開発プラットフォーム。過去から現在、今後の予測まで、作業ラインのオーダー進捗や、ラインスピードなど製造データの情報をダッシュボードで見える化し、高い生産効率を実現する。

オリンパスは、ものづくり技術戦略に基づく製造現場において、デジタルデータを活用した工場の業務プロセス改革を図り、製品の品質向上と、コストや製造期間の短縮につながるスマートファクトリーの実現に取り組んでいる。そこで同社では、デジタルデータの収集や蓄積と、それらのデータの見える化を図るデジタルツインの環境構築に、PTCの「ThingWorx」を選定した。

PTCでは、今回のIoTソリューションの構築で、オリンパスの既存生産管理システムとの連携と、容易なアプリケーション開発といった点に注力して協業する。

ThingWorxを生産計画やオーダー情報、ファイル来歴管理など、オリンパスが保有する既存の生産管理システムとシームレスに連携。あわせて、オリンパスの既存設備で行うデータ収集と分析の見える化を基に、トレーサビリティの強化、品質、コスト、リードタイムを改善するプログラム開発環境も提供する。

また、「DPM」を、ほかの工場への水平展開や導入に適した生産ラインを持つ工場に利用。生産状況に関連する課題の選定、リアルタイムで「クローズドループ」による問題解決に取り組む。DPMの導入することで、生じているムダや改善後に見込める効率と効果を明白にして、工場での生産性効率を最大限に引き上げる。

さらに、PTCでは、オリンパスのスマートファクトリー構想の成功に向け、カスタマーサクセスマネジメント(CSM)チームを結集し、今回のプロジェクトを支える。

CSMは、主に「オンボーディング」の支援、問題を未然に防ぐための課題抽出、対策提案と実行、効果測定などを実施。最適なタイミングと環境下で顧客が生産運用を進められるようにする。PTCでは、CSMで、オリンパスがIoTソリューションによって継続的に事業効果が得られように戦略的で能動的なサポートを提供するとしている。

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