不具合や後戻りの多発、手書き・手入力の日報・点検簿で誤記載、システムやデータがばらばら…。
製造現場には生産性向上を妨げる様々な課題がある。デジタル化を通してそうした課題を解決し、効率的な生産をサポートするのが製造業DX実現プラットフォーム「TULIP」(チューリップ)だ。
実は課題の多くは「業務の見える化」不足に起因している。さらに深堀するとIoTの基本でもある「情報をつなげる・集める・活用する」ことが進んでいないため、DXやデジタル化の重要性は認識していても何から手を付ければよいかわからないといったケースが多い。
TULIPはそうした企業・工場でもDXへのファーストステップを簡単に実現できるプラットフォームだ。現場環境を大きく変えずに、今できることから素早く実施できる。その最大の理由は、業務に精通した現場担当者や管理者が自らTULIP上にアプリを作成し、経験ベースの作業や紙の手順をTULIPで置き換えできるためだ。
たとえば手順書やチェックシートをデジタル化するのであれば、オフィスソフトでプレゼン資料を作るように項目を配置していけばいい。TULIPは製造業に特化しており、計測機器や表示灯などとの接続もスムーズに行える。
これだけでも、計測機器からのデータ自動入力により担当者のポカミスや改ざんを防止でき、管理者には自動で集計された情報が届くなどメリットは大きい。プログラミング不要のローコード開発の力を実感できるだろう。
TULIP導入の際、特殊な機器は不要だ。現場で使用しているPCやタブレットをそのまま活用できる。接続端子を豊富に備えたエッジ端末も提供しているので、用途に応じて選択するといいだろう。
スモールスタートしやすいサービスである一方、スケーラビリティも備えており、国内外の工場でデータ統合基盤としてTULIPを活用する企業も増えている。
国内でTULIPを提供しているT Projectでは、現在無償トライアルを実施している(条件あり)。まずは活用例も掲載されているカタログをダウンロードして、DXの第一歩を踏み出してほしい。
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