安川情報システム、AR技術を活用しデジタルマニュファクチャリングの取り組みを強化

IoTによるビジネス変革を推進している安川情報システム株式会社は、ICTを使って工場を最適化するデジタルマニュファクチャリング(*1)への取り組みを更に強化する。培ってきたIoT/AI技術にAR技術を組み合わせたARソリューションで工場内の機器・設備等の情報を効果的に作業者に伝えることで、効率的な作業を支援する。同ソリューションは2017年秋から順次提供を開始する予定。

同社は創業以来、ICTを活用した製造業の支援を行ってきた。受託開発から始まり、IoTプラットフォーム「MMCloud」の提供などでデータによる情報管理や共有、状況の可視化、分析を行うことにより、工場の効率向上や最適化に貢献し、デジタルマニュファクチャリングを推進してきた。今回、マイクロソフト「Microsoft HoloLens」(*2)等のARデバイスを活用することで、目視情報にさまざまな情報を付加し、情報へのアクセスや共有を向上させ、更なる作業の効率化や品質向上を支援する。

AR技術が製造現場に入ることで、例えば、保守作業中に「MMCloud」から機器状況をフリーハンドで参照できる。また、スマートファクトリー・ソリューション「MMsmartFactory」の生産データなど必要な情報を作業者間での情報共有することができる。さらに、遠隔地のサポート担当者が現場作業者の目視情報を共有しながらリアルタイムにコミュニケーションをすることも可能。このように作業がより品質よく、スムーズに行えるようになる。

<開発予定のARソリューション>
・生産ライン、装置設計支援ソリューション
・遠隔作業、保守作業支援ソリューション
・設備、機器操作教育支援ソリューション

*1 デジタルマニュファクチャリング:ICTによって生産工程を効率化することを目的としたもの。工場のレイアウト、生産工程、人や部材の流れなど、製造に必要なさまざまな要因を定義して最適化する。
*2「Microsoft HoloLens」:現実世界に重ねて3D映像をホログラム的に表示する、マイクロソフトのヘッドマウント型のホログラフィックコンピュータ。日本では2017年1月18日に開発者向けに提供を開始。
*デジタルツイン:工場や製品などに関わる物理世界の出来事を、そのままデジタル上にリアルタイムに再現する、シミュレーション空間。

【関連リンク】
安川情報システム(YASKAWA INFORMATION SYSTEMS)
マイクロソフト(Microsoft)

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