ボッシュの日本法人、ボッシュ株式会社と株式会社NTTデータ エンタープライズ・アプリケーション・サービス(以下、NTTデータEAS)は、日本国内の製造業向けにIoTソリューションを共同で提案するパートナーシップ契約を締結した。
NTTデータEASは、グローバルに展開する製造業を中心とした顧客へERPシステムの導入に関するコンサルティング・導入・保守・運用サポートを20年以上行ってきた。NTTデータEASの製造業におけるノウハウや販売網と、ボッシュの手がけるIoTソリューションのプラットフォーム「Bosch IoT Suite」をベースにしたコネクテッド・インダストリーのためのソリューションを融合させ、日本国内におけるコネクテッド・インダストリーの推進に貢献することを目指すという。
なお、ボッシュのソリューションは、ボッシュ・グループのソフトウェアシステムハウスとしてソフトウェアとIoTソリューションの設計、開発、運用を受け持つボッシュ ソフトウェア イノベーションズが提供する。
今回のパートナーシップ締結により、日本の顧客にもボッシュが自社の製造現場で培ったソリューションを、NTTデータEASの製造業における経験と知見を組み合わせながら、業務の効率化によるコスト削減の機会を提案することが可能になった。
その第一弾として、両社はボッシュ・グループ内にとどまらず、すでに外販の実績もあるProduction Performance Manager (PPM)を日本の顧客に提案していくという。PPMは、製造機器等のセンサーからの情報を解析し、異常値を自動で担当者に通知し、その改善履歴を管理するシステム。自前のITシステムを構築することなく、より早く、より高い費用対効果でインダストリー4.0のソリューションを導入することができる。このソリューションは、ボッシュ・グループ内のみならず、外部でも幅広く採用されている。
【関連リンク】
・ボッシュ(Bosch)
・NTTデータEAS(NTT DATA EAS)
・ボッシュ ソフトウェア イノベーションズ(Bosch Software Innovations)
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