株式会社デジタルは、生産現場で稼働する装置の情報を有効活用できるデータ収集機器「マルチ・データボックス」のハイエンドモデルを本日3月13日に発売した。
ハイエンドモデルを発売するマルチ・データボックスは、大きなコストや手間をかけずに、手軽に新旧装置のデータを活用したいというニーズを受けて開発されたゲートウェイ端末だ。生産現場の制御機器と接続してデータを収集し、さらにUSBやイーサネットを使ってオフィスPCへのデータ配信を可能にする。昨今のIoTにおけるエッジコンピューティングの実現に貢献。
ハイエンドモデルはダブルイーサネット搭載SP5000シリーズのボックスモジュールとDINレール取付けアダプターを組み合わせた端末で、情報系と制御系のネットワークセグメント化を実現する。また、DVIケーブル1本で大画面ディスプレイにも出力でき、アンドンシステム構築もサポートする。
マルチ・データボックスのハイエンドモデルとしてラインアップに加わったSP5000シリーズは、設置場所に応じてディスプレイの有無を選べるようになり、データ活用の幅を広げる。そして、デジタル化やIoTに取り組む企業の課題となるビッグデータ活用に向けた活動に、より一層貢献していくという。
マルチ・データボックス ハイエンドモデル製品特長は以下の通り。
- ネットワークセグメント化に最適なダブルイーサネット搭載
- Windowsアプリの活用が可能
- PLC、温調計、インバータ、ロボットなどの各種機器とプログラムレスで接続可能
- 推奨ソフトウェアとの組み合わせで、パソコンレスでの装置間データ共有や、タブレットでのモニタリングに対応
- DVIインターフェイス搭載で、大型モニターへHMI画面の出力が可能
- 同時に4つの異なるプロトコルを動作可能
- プロトコルコンバーターとして、プロトコルの統一化が可能
【関連リンク】
・デジタル(Digital Electronics)
・マルチ・データボックス
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