株式会社デジタルは、生産現場で稼働する装置の情報を有効活用できるデータ収集機器「マルチ・データボックス」のラインアップに、ファナックの工作機械稼動管理ソフトウェア「MT-LINKi」に対応した専用モデルを新たに追加する。
ファナックは2016年にIoT向けプラットフォーム「FIELD system」構想を発表した。この新しいプラットフォームのひとつである「MT-LINKi」と旧CNCとの接続要請を受けて、Pro-faceは既存のデータ収集機器「マルチ・データボックス」とソフトウェアを組み合わせた製品開発に迅速に取り組んだ。
「マルチ・データボックス」は大きなコストや手間をかけずに、手軽に新旧装置のデータを活用したいというニーズを受けて、2014年に発売されたデータ収集機器。今回ラインアップに加わるファナック専用モデルは、OPC UAサーバー機能を備えており、CNCがもつ工作機械の稼動状況やモーター負荷情報を、ファナックの稼動管理ソフトウェア「MT-LINKi」に転送することができるという。これにより古い機械でも、MT-LINKiとの接続が可能になるとしている。
同製品は作画エディターを必要とせず、Webブラウザーのみで本体設定を行うことができるため、新たなソフトの習得なく簡単に追加導入を実現するという。製品特長は以下の通り。
- 工作機械の稼働状況やモーター負荷情報をMT-LINKiに転送可能
- Webブラウザーのみの簡単本体設定(作画エディター不要)
- ファナック製CNCのDPRNT機能をサポート
【関連リンク】
・デジタル(Digital Electronics)
・ファナック(FANUC)
・マルチ・データボックス(FANUC専用モデル)
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