英ARM社(は、CEOであるサイモン・シガースのソフトバンクグループ株式会社の取締役への就任が、東京で開催されたソフトバンクグループの第37回定時株主総会で正式に承認されたことを発表した。
ソフトバンクグループは、コーポレート ガバナンスの強化と事業の加速を計るため、去る5月24日に新しい取締役候補を発表していた。シガースの任命は、ソフトバンクグループによる320億ドルでのARM買収に伴うものとなる。
サイモン・シガースは次のように述べている。「革新への次のステージとなるこの段階で、ソフトバンクグループ株式会社の一員となれたことを非常に光栄に思っています。モバイルコンピューティングにおけるチップからクラウド、そしてその間のすべてのポイントに革新をもたらしたのと同じように、ARMは共通プラットフォームで、スマートで接続されたIOTの世界をリードします。これはソフトバンクのビジョンの核心であり、チームと協力して実現していくことを楽しみにしています。」
サイモン・シガースは、25年にわたりテクノロジー業界の変革の中心で活躍してきた。シガースは、世界初のデジタル携帯電話向けの初期ARMプロセッサの開発に携わった人物であり、現在は、スマート/コネクテッド テクノロジーを通じてより良い社会、経済、教育、健康を実現するというARMの将来的なビジョンを導いている。
2013年7月にCEOに就任する以前は、ARMのエンジニアリングとビジネスデベロップメントのチームを率いていた。現在は米国カリフォルニア州在住だが、米国だけでなく欧州や中国などといった世界中のテクノロジーのインフルエンサーとも積極的に交流している。
ソフトバンクグループの取締役に加え、シガースは、Global Semiconductor Alliance (GSA)、Electronic System Design Alliance (ESD Alliance) の役員、および、Dolby Laboratories, Inc.の非常勤役員も務めている。
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