ゼネテック、モニタリングサービス「GC遠隔稼働監視ソリューション「GC遠隔稼働監視ソリューション」提供開始

株式会社ゼネテックは、同社で提供しているIoTプラットフォーム「Surve-i」をベースに、モニタリングサービス「GC遠隔稼働監視ソリューション」の提供を8月12日より開始する。

同ソリューションでは、工場内の各工作機器の「電源」、「運転状況(稼働/停止/運転モード)」及びアラート有無などの情報を取得し、ゼネテックが提供しているモニタリングアプリケーション「Surve-i Monitor」上で可視化し、遠隔からの稼働監視を実現する。

工作機器からの情報取得に際しては、株式会社シムトップスが提供する「カレントトランス センサーを利用した稼働収集デバイス(MCW-NX8-001)(以下「MCW」)」を使用して取得する。MCWがNC工作機器などの稼働信号配線より直流又は交流回路のON/OFF信号を取得し、ゼネテックのクラウドサーバへ随時通知を行う。

同ソリューションのベースとなっている「Surve-i」は、IoTに必要なデバイス、ネットワーク、サーバ、アプリケーションまでのシステムを一元的に提供し、エンドツーエンドでサポートすることをコンセプトとしており、また、クラウドサーバとモバイル回線を活用することで、IoTをスモールスタートできる設計を実現するという。

今回、同ソリューションのターゲットとしているのは、工作機器などの稼働監視を必要とされている製造業関連であり、もともとネットワーク機能のない古い工作機械であっても、稼働信号配線にクランプ式の電流センサーを挟むだけでデジタル変換できる「MCW」と「Surve-i」を組み合わせることで、手軽にIoTを活用し、課題解決に繋げることができるという。なお、同ソリューションではオプションとして、オフィスや工場内の電力監視や業務施設の環境管理サービスも提供する。

同ソリューションの費用構成は初期費用と月額費用となっており、工作機械10台に導入することを想定した場合、初年度252万8千円、2年目以降54万円で運用が可能。(注:価格は目安であり、設置状況等によっては変動する可能性がある。)ゼネテックは1年間で100社での納入を目指し、直販・代理店販売にて展開していく予定だ。

「GC遠隔稼働監視ソリューション」主な機能

(1)工作機器からのデータ収集機能「MCW」にて取得された信号線をモバイルルータなどの通信装置を経由して、ネットワーク上のSurve-iクラウドサーバ(以下、サーバ)に随時データ送信を行なう。

(2)稼動監視機能
稼動監視として、以下の可視化情報を表示する。
-「信号」状態表示
-「イベント」状態表示
-「履歴」表示
-「稼動状況」表示

(3)閾値(しきいち)監視機能
当該工作機器のイベントに対して閾値設定を行う事で、対象イベントが閾値(範囲含む)に該当した場合には登済みメールアドレスに対して通知する。

(4)管理者機能
工作機器、MCWなどの各装置の定義とイベント登録設定、閾値監視登録及びアカウント登録等の管理情報を設定する。

【オプション・サービス】
①電力監視:デマンド(パルス)電力、各分電盤での消費電力監視(積算電力、瞬時電力)
②環境管理:温・湿度センサー、照度センサーなどを用いた温度。湿度、照度他の監視

【関連リンク】
ゼネテック

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