株式会社ソルティスターは、IoTでエッジコンピューティングを導入する前に実現可能性を検証できる「SALTYSTERエッジコンピューティングPOCキット with Armadillo/Azure」を本日発売した。
同製品は、アルプス電気の6軸加速度センサーと、エッジコンピューティング向けミドルウェア「SALTYSTER」がインストールされたアットマークテクノのゲートウェイ「Armadillo-IoTゲートウェイ G3」、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」との連携をセットにしたオールインワンのPOCキットだ。
IoTで設備から収集したデータには無駄なものも多く含まれることから、ゲートウェイでフィルタリングや統計処理などの一次分析処理を行い、必要なデータのみクラウド上で管理する方法が注目されている。
「SALTYSTERエッジコンピューティングPOCキット with Armadillo/Azure」の特長は以下の通りだ。
- コストを20分の1以下に削減:
ハードの設計やミドルウェアのプログラミングなどを一から行う必要がないため、エッジコンピューティングPOCにかかる開発費や人件費などのコストをこれまでの1/20以下に削減できる可能性がある。 - 買ってその日に導入可能:
センサー・ゲートウェイ・ミドルウェア・クラウドが既に接続されているので、手元に届いて、即日利用を開始することが可能(「Microsoft Azure」は未契約の場合、別途契約が必要)
モータ振動をエッジコンピューティングで可視化した場合の料金(税別)は以下の通り。
- SALTYSTERエッジコンピューティングPOCキット with Armadillo/Azure(センサー1個版):198,000円
- Microsoft Azure IoT Hub(S2エディションの場合):51,000円/月
- Microsoft Azure Stream Analytics:14.08円/時間
なお、センサーは、モーションデータとともに、気圧、温度、湿度、UV/照度などの環境データも取得可能だ。
製品の価格(税別)は以下の通り。
- センサー1個版:198,000円
- センサー5個版:248,000円
- サポート90日間チケット:300,000円
「Armadillo-IoTゲートウェイ G3」のOS仕様は以下の通り。
- Linuxカーネル:Linux 3.14-x1-at
- ディストリビューション:Debian 8
【関連リンク】
・ソルティスター(SALTYSTER)
・アルプス電気(ALPS)
・アットマークテクノ(Atmark Techno)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。