株式会社スカイディスクと工場用設備設計、施工を専門とする中島工業株式会社は、食品工場の水処理向けAI・IoTサービス構築検討のため、企画・研究・開発・設計業務に関する基本合意書を締結したことを発表した。
また、中島工業は同時にAI・IoTサービスを専門とする子会社「AIエンジリニアリング株式会社」を設立した。3社の協働の第一弾として、大手食品メーカー向けのスマートファクトリー化の取り組みに対しサービスを提供する予定だ。
中島工業は創業93年になる、工場における水処理に関する豊富な経験を有する企業だ。これまでの経験の中から、AI・IoTを活用しスマートファクトリー化することで浄水技術が向上され、より早く、的確にメンテナンス等を行えるようになり、その結果工場の生産性向上が見込めると考えてきたという。
そこでスカイディスクと共に、クラウドで利用できる「SkyAI(スカイエーアイ)」を活用した業務改善や生産性向上のサービスモデル構築を行うこととなり、企画・研究・開発・設計業務に関する基本合意書の締結に至った。
水処理領域におけるスマートファクトリー化をスピーディーに推進するために、中島工業は、自身が持つ食品工場向け設備設計、構築、水処理技術、ITの専門家を集め、新たにAIエンジニアリングを設立した。
取り組みの第一弾として、大手食品メーカー工場へのサービス提供を予定。今後は同案件を皮切りに、水源開発、浄水から排水までの一連の水処理分野において、両社の知見を組み合わせたサービス提供をすることで、食品工場の水処理におけるスマートファクトリー化を推進していくとしている。
【関連リンク】
・スカイディスク(Skydisc)
・中島工業(Nakajima Industrial)
・AIエンジリニアリング(AI-ENGINEERING)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。